新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

相変わらず株価が乱高下です。-その原因は

今日まで晴天だそうです。そうは言っても午後からは曇ってきました。今日はツマクマが教会の聖書研究会へ出席したので、おじさんは家で留守番です。

 ウクライナ情勢は相変わらず不安定です。ウクライナが軍に発砲を許可したようです。今まではロシア軍との対決を自重していましたが、いよいよ紛争が本格化しそうです。

 ウクライナとしても指をくわえてロシアが自国領土を併合するのを見ているわけにもいかないでしょう。もちろんまともに戦っても勝てないでしょうが、軍事衝突となればEUアメリカも本格的な援助やロシア制裁を考えるだろうということでしょう。

 さて今日は朝方から値下がりしたのに後場で一気に上昇し終わり値はちょい高で終わりました。株式市場も迷っているようです。安値は積極的に拾う動きと、国際情勢の悪化を心配して売る動きがどちらもあるのです。

 今までなら安値を拾う動きの方が圧倒的に強かったのですが、今では相場自身が方向性を出せないようです。一番の原因はウクライナ情勢でしょう。中国の経済情勢ももちろんあります。

 数日前までは本格的な衝突にはならないだろうと言うので相場を上げました。しかし、どうもロシアもウクライナも強硬姿勢なようです。

 両国の国内情勢を考えればそう簡単に引けないでしょう。ロシアは強硬策のおかげでプーチン大統領の支持率が上昇しました。もしここで妥協すれば一気に支持が下がるでしょう。

 ウクライナにしてもロシアが強硬策を黙ってみていたらどこまで併合が進むか分かりません。クリミアだけなら仕方がないと思っているでしょうが、これがウクライナ東部まで及べばウクライナの領土は大幅に減少してしまいます。

 西部ウクライナだけがEUに加盟しても力はほとんどないでしょう。ロシア政府への反感がさらに高まる可能性があります。当面はウクライナ情勢から目が離せません。

 これで3月の株価上昇はなくなりました。ロシアが編入を諦めれば別ですが、そんなことは考えられないので、このまま行けば夏まではこの問題は解決しそうにありません。

 TPP交渉もどうなるのでしょう。日韓の首脳会談の行方も不透明です。北朝鮮の微笑攻勢に日本はどう対処するのでしょう。アベノミックスへの期待もすでになくなりつつあります。

 当面は株式相場を静観するしかなさそうです。明日はツマクマの買い物のお付き合いです。