新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

水に落ちた犬はたたけーマスコミ報道の過激さ

今日は予報より遅れて午後から雨になりました。今日はツマクマの買い出しのお伴です。週に1回くらい農協の販売所に野菜などを買いに行きます。そのお伴です。

 キャベツや白菜など結構重いので夫として当然のお勤めです。(今は無職なので・・厳密には家事手伝い業です。)さて今日の株式相場は200円以上の下落でした。昨日書いたように3月相場は完全に終わっています。

 14000円台を割り込まないことを祈るだけです。もちろん14000円を割り込むようなら、新規購入も考えています。去年の5月相場でかなり利益が出たのをまだ残しているからです。狙いはおじさんの街の地方銀行と地方百貨店です。4月から完全に無職なので株主総会に出るのが狙いです。

 ウクライナ問題が解決しないかぎりしばらく相場も下落傾向が続くでしょう。その間アメリカの出口政策も本格化するでしょう。ドル投資も結構あるのでドル高も歓迎です。

 さて今日は最近ひどくなった小保方さんのバッシングについて書きます。段々エスカレートしているようです。まず研究への疑問から始まりました。このあたりは当然予想されたことです。

 新しい研究をすれば当然反論がでます。本来ならマスコミのレベルでなく研究者間の議論となるべきはずでした。ところが、新発見の時マスコミも含めて日本中(安倍首相も含めて)大騒ぎしたのでその反動がきました。

 マスコミは神輿にかついで大騒ぎした後、放り出すのが大好きです。話題になればそれがプラスのことでもマイナスなことでもいいのです。マスコミが大騒ぎをするのは、もちろんそれを望む読者がいるからです。

 話題になればなるほどよく売れるからです。特に日本の読者は一時もてはやされた人が徹底的に叩かれるのを見るのが大好きです。羨ましいと思う感情の裏返しでしょう。

 持ち上げられ方が大きければ大きいほど、バッシングも大きくなります。まあそれは仕方のないことですが、小保方さん個人の人格的なレベルでのバッシングはいただけません。

 彼女のした業績については公表されたことですから仕方がないのですが、スキャンダラスな扱いはいけないと思います。人間は本性下劣ですから、そんなスキャンダラスな扱いが大好きなのです。

 問題はこんな扱いをすると新しい発明発見に取り組む人がひけてくることです。大胆な研究発表は時に大きな失敗をすることもあります。しかし、そのたびにこんなバッシングをされるなら、発表することを控えてしまう危険性があります。

 日本では失敗は再チャレンジにつながらないのです。一度失敗すれば二度と浮かびあがれない気がします。失敗するのは準備や慎重さが欠けているからだと言われます。しかし、発明発見はスピードが命です。日本の場合失敗を恐れすぎて決定が遅いと言われます。

 そして失敗した者は許さないのです。何度失敗しても最後に成功すればよいとはならないのです。今回の騒動で先進技術への取り組みが相当遅れると思います。

 下手なことを言って叩かれたら困ると思っている間に外国勢が次々に追いつてくるでしょう。日本では失敗は成功の元とはならないのです。失敗は終わりを意味します。

 小保方さんはもう二度と立ち上がることはできないでしょう。それに理研の権威も地に落ちてしまいます。理研と言えば日本の名門研究機関だったのですが。これからは大胆な研究に取り組むことができなくなります。

 マスコミは今回のことで大儲けしたかもしれませんが、ちょっとむなしい気がします。明日はお彼岸なのでお参りに行きます。(クリスチャンですが、日本の習慣も尊重します。)