新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

失墜した権威ー橋下大阪市長

今日はとても温かい一日でした。4月後半から5月初旬の温かさでした。桜もまもなく開花すると思います。(一部開花しています。)

 株価は200円以上の大幅高でした。まあ先週大幅安が続いたので自律反発と言ったところでしょう。アメリカの市場も値上がりだったので当然でしょう。ただアメリカの方はすでに先週小幅安で終わったようです。

 3月相場もまもなく終わりますが、このまま値上がりが続くとは思えません。4月相場も注目されます。

 さて今日は昨日の大阪市長選挙について書きます。おじさんは最初から橋下さんの辞任、市長選挙は無理筋だと思っていました。無理筋選挙は小泉さんが以前参議院で郵政法案が否決されたので衆議院を解散したことがありましたが、あれ以来です。

 議会が市長不信任を可決してそれを受けての市長辞任、市長選挙を狙ったのでしょう。ところが議会の方が不信任を可決しないので、自分から辞めたというところです。

 議会対策が大変なので民意を得たという形で議会に迫るつもりだったのでしょう。その根底には自分には圧倒的な支持があるとの自負があったのでしょう。たとえ既成政党の固定票があってもそれ以上の無党派層の支持があると踏んだのだと思います。

 ところが結果は大阪市長選挙史上最低の投票率の上に次点が無効票という結果になりました。もし民意が橋下さんを応援したいなら投票に行ったでしょう。ところが投票に行く人自身が少なかったのです。これだけでも民意はすでに橋下さんにないことがあります。

 また無効票の多さはこのばかげた選挙に沢山のお金を使うことへの批判だったと思います。結局既成政党の作戦が成功したのです。もちろん1年半後に統一地方選挙がありますが、すでに支持の落ちた維新の会が多数を占めることはないでしょう。

 それ以前に残りの間に維新の会から離脱する議員が次々に出ると思います。内部分裂がはじまるでしょう。それは選挙が近かずけば近ずくほどひどくなるでしょう。

 東京の維新の会もすでに石原共同代表と橋下さんの間で隙間風が吹いています。マスコミも全く橋下さんを無視し始めました。いくらツイターで発信してもそれを見る人も減少したでしょう。選挙に行くのはツイターなど見ない高齢者が中心です。

 高齢者はやはり新聞やテレビなどのマスコミの影響が大きいです。マスコミはすでに橋下さんを見捨てています。といっても反橋下を通して書きたてるより、全くマスコミが取り上げない方が橋下さんにとって辛いと思います。

 明確に組織がなく、マスコミ人気で生きてきたのです。芸能人と同じでマスコミにでなければ忘れられていきます。後1年もマスコミに無視されたら、すっかり忘れられてしまうでしょう。

 もう橋下さんが復活する目はなくなりました。老兵は消えゆくのみという言葉があります。それに倣えばマスコミから見放された者も消えゆくのみです。

 明日ものんびり過ごします。