安倍外交はどこへ行くのか
今日は一日雨でした。昨日の夜から結構強い雨でした。そういうわけで外にでるわけにも行かずまた以前勤務した中国の大学の先生から修士論文添削の依頼があったのでそれを見ていました。
とにかく頭の体操だと思って取り組んでいます。A4で37枚くらいあります。ところで株式市場は50円高で終わったようです。今年に入って相場は乱高下です。3月もこの程度の動きで終わるのでしょうか。
まあこれは冷戦時代の外交構図ですから、冷戦が終わってアジアの時代になったので変えてもいいのでしょう。しかし、ロシアへの接近を米中韓への対抗としたのは完全に失敗しました。
尖閣・竹島・北方四島の領土問題で、前二者を捨て北方領土で勝負にでたのです。ロシアとしても中国やアメリカに対抗する手段として日本と結ぶのも悪くないと思ったのでしょう。しかし、ウクライナ問題で完全に日露蜜月時代は終わりました。
今回はマレーシアです。航空機失踪事件で信用をなくしました。とくに中国は多くの乗客がいたので、マレーシアに対して強硬姿勢をとっています。本来は紛争の場である南シナ海などにも多くの中国艦艇が進出しました。
おまけに中国政府がどうも有力な墜落の証拠も握ったようです。こんなあやふやな発表しかできないマレーシアも提携国として不十分でしょう。(世界中から信用を失いました。)
アメリカは韓国・中国を説得して日本の意見を通すより日本を説得してあるいは脅して韓国・中国と話合いをさせようとしているようです。それに対してロシアや東南アジアに就任以来前のめりになった安倍外交は対抗する手段を持ちません。
支持基盤である日本の保守層の不満は高まると思います。これに消費税値上がり後の経済情勢が加わると政権運営も難しくなるのではないでしょうか。
アベノミックスもすでに賞味期限切れですから。明日も論文添削です。