新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

調査捕鯨の国際司法裁判所の判決について

昨日はいろいろ多忙で結局ブログを書くことができませんでした。今日は一日晴天でした。とても温かいです。4月1日なので教員の人事異動がありました。

 知り合いの方が昇任したり転勤したり退職したりしています。おじさんも退職後6年経過しました。おじさんが退職した時54歳だった方が退職年齢です。中には早期退職している方もありました。

 株価はさすがにちょい安です。まあこのところ値上がりしていたので当然でしょう。明日くらいまで利益確定売りがでると思います。今のところ国際経済でも大きな動きはなさそうです。

 さて昨日国際司法裁判所で調査捕鯨に関する判決がでていました。ご存じの通り敗訴です。訴えたのはオーストラリアで日本が受けて立ったようです。

 日本としても竹島問題等で国際司法裁判所に提訴しているので、訴えられたら当然受けるしかないでしょう。いろいろな記事にもあるように、国際司法裁判所の裁判官の構成員から考えて敗訴はすでに見込まれていたようです。

 ですから、敗訴は当然だという意見もあります。そして粛々と判決を受け入れることで国際社会に日本の姿勢を示すのが重要だという意見もありました。

 負けっぷりの良さを見せることで、日本の潔さを示せば国際社会で評価されるという意見でしょう。しかし、海千山千の国際社会ではこんな日本的な考え方は通用しないと思います。

 どんな勝負でも負ければ終わりです。負けっぷりのよさなど言い訳にすぎません。難しい問題で勝利を得てこそ評価されるのです。たとえ構成員の出身国が何であれいやしくも法の専門家の裁判官なのですから弁論次第で結論が変わるはずです。

 そのために外交官や国際法の専門家がいるのです。別の説では日本政府自身が捕鯨をやめたいのだが、口実がないので今回の敗訴を予想して裁判に臨んだというのです。

 こんなことをするのは邪道です。まさかそこまで深読みする必要はないでしょう。日本政府も勝てるとは思っていなかったが、想像以上の敗北だったというところでしょう。

 日本は世界中から愛されているから何でも大目に見てくれると考えていたのかもしれません。日本文化は世界でも好評だという甘えがあったのかもしれません。

 捕鯨問題と似ているのに死刑制度問題があります。世界では死刑廃止が主流なのに日本では逆に死刑の執行を増やしたり厳罰化を進めています。また同性婚を認めるのも世界の流れです。

 そう言えば離婚した夫婦の子供の引き渡しに関するハーグ条約も結ばれたようです。日本では子供は母親が育てるのが一番だとか、別れた夫の子供への面接権も確立していません。

 ジャパニズスタンダードとグローバルスタンダードは大きく離れていることが多いです。そう言えば捕鯨に関する裁判では中国の裁判官は日本の味方をしていました。

 このあたりは、たとえ日中間が冷戦状態でも別なのでしょう。どうも西欧とアジア・ロシアの文化対決と言った気もしました。

 ところで小保方さんの反論も興味深いです。日本の常識で言えば逆風が吹くときは黙って頭を下げるのが日本の伝統文化でしたが、理研に対して即座に不服申し立てをするところなどなかなかおもしろいと思います。

 明日もツマクマの所用のお伴で忙しいです。