新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

経済に影響する最近の出来事

今日も晴天です。今週は月末まで晴天が続くようです。今日は庭の手入れをしました。と言えばよほどの仕事のようですが、実質は庭の草抜きです。今やっておかなければ5月以降大変なことになります。

 今は毎日が日曜日なのでしばらく庭の草抜きをする予定です。今日も株価が下落していました。アメリカの株式市況が下落傾向なので予想された通りです。昨日も書きましたが日経平均14500円前後が一番現在のところ座りがいいようです。

 株式市場自身短期的には盛り返さないと見ているようです。その証拠に証券株は値下がりを続けています。もう一度の下げがあれば年初来安値更新というところまできています。(野村ホールデイングスの例)

 この株は去年の今頃から5月の値下がり直前まで900円台に乗せていたのです。これからも分かるように、株式を商売にする証券会社の株価自身がアベノミックス発表前まで後退しているのです。もしこれから株価が上昇するなら証券会社は利益が出るはずですから、値上がりするところです。

 チャートを見てみれば分かりますが、12月以来下落傾向です。さて、今日はまた経済に影響を与える出来事がありましたので、それについて書きます。一番の不安材料はまたぞろウクライナ情勢が燃え上がったことです。クリミアのロシアへの編入までは世界経済も織り込み済みです。

 以前書いたようにこれが東ウクライナのロシア編入まで行くと大変なことになります。旧ソ連圏内のロシア人が多数住むところで同様なことが起きるからです。こんなロシアのわがままを許しておくと大変なことになります。日本にとっても北方4島で住民投票の結果ロシアへの帰属を決定ということにもなりかねません。

 ただロシアがこの東ウクライナの動きにどう対応するか不明です。しかし、ロシアの対応いかんでは日本も腹をくくってアメリカやEUと組んで本格的な経済制裁へと進まなければなりません。

 次は日豪の関税に関する妥協問題です。日本側は牛肉の輸入関税を引き下げ、豪州は自動車への関税を引き下げました。これ自身はおじさんたち消費者にとってありがたいことです。(生産者は大変でしょうが)問題はこれがTPPにどう影響するかです。

 おじさんの予想ではアメリカはたとえ豪州との間で妥協が成立しても譲ってはこない思います。しかし、流れが変わって日米で合意と言うことになれば一気にTPP交渉妥結ということになるかもしれまえん。

 ただそれが経済にどのような影響を与えるか不明です。農業分野では厳しことになるかもしれませんが、輸出産業にそれほど利益をもたらすとも思えないのですが。輸出産業の場合すでに現地生産や途上国での生産が進んでいるからです。

 次に台湾の学生運動終結問題です。台湾は中国への経済依存を強めています。これは政治的な問題を抜きにすれば当然中国経済の発展に取り込まれなければならない宿命を示しています。かっては台湾経済が中国経済を圧倒していましたが、すでに時代は変わったのです。

 長期的には台湾経済は中国経済に飲み込まれていくでしょう。そもそも同一民族なのですから。紆余曲折はあると思いますが。もし日本で人気の中国崩壊論の通りになっても状況は変わりません。中国経済崩壊の影響を台湾ももろに受けるでしょう。

 中国経済が崩壊して台湾経済だけが生き残れるはずもありません。もちろん日本経済も大打撃を受けます。中国発の世界大恐慌ということになります。

 タイの政治的混乱も長引けばしだいに経済にも影響が出るでしょう。それからインドの総選挙です。これも政権交代がささやかれています。多分そうなるでしょうが、それがどのような影響を与えるのかも不明です。

 アベノミックス効果が一番目に見える形の対ドル相場と株式相場で停滞が明らかになりました。国際経済も大変です。少し株安になりましたが、とても怖くて株の購入には進めません。ただ静観するのみです。

 明日も庭仕事です。