新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

経済週刊誌は社会の流れを先読みします。

今日も晴天です。とても温かかったです。毎日が日曜日なので家の手伝いをしています。今日の中心は洗車と庭の手入れです。雑草を抜いたりツマクマから依頼のあった畑の整備です。

 そんな合間を縫って本屋さんに行きました。今日はおじさんの地方で経済週刊誌(ダイヤモンド・東洋経済エコノミスト)の発売日なのです。もちろん立ち読みで、気になる記事をざっと拾い読みしてきました。ブログなどでも有料のものがありますが、そんなものは全く無視です。

 無料のブログ(ダイヤモンドオンライン・JBプレス・アゴラ・ブロゴス)などで十分世間の人が何を考えているのか分かります。この数年見ていると著者の傾向が分かります。結構マニアックな人ももいれば、明らかに思想的な偏りのある人もいます。

 今日も株式市場が大幅下落です。以前から書いているようにアベノミックスの代表的な成功例だった株式相場と外国為替相場が完全に停滞しています。去年の年末が最後の線香花火だったようです。あれから4ケ月相場はさっぱりです。

 下手をすれば1ドル100円割れという事態にもなりかねません。日経平均16000円台、対ドル105円がアベノミックス効果のマックスだったようです。1ドル110円とか20000円台などというのは取りあえず夢のまた夢です。おじさんがいつも指標にしている証券株(野村ホールデングス)もとうとうザラ場で年初来安値を割り込みました。

 今度下げたら600円台を割ってしまいそうです。そんな状況ですから経済週刊誌のうち2誌が株式相場について特集していました。去年の今頃は株価値上げを囃していたのですが、1年たった今はそんな雰囲気は全くありません。

 原因はもう一誌が取り上げていたウクライナ問題(地政学)です。ヨーロッパ全体を不安定にする問題です。このままロシアが東ウクライナも併合すればいくら経済問題がからんでいてもEUは許さないでしょう。

 ロシアが自制してくれればよいのですが、アメリカが引きこもり状態になりつつある今そうなるか不透明です。世界の株式市場で日本の市場の下落が目立ちます。そもそも値上がりした理由が政府の主導なのですから値下がりしている原因も当然政府の主導ということになります。

 日銀の姿勢が大きな影響を与えていると思います。なぜなら今回の上昇相場をリードしたのが日銀です。ですから下落局面に来たら日銀が何とかしてくれると考えるのが普通でしょう。

 それなのに日銀はこれだけ株式相場が乱高下しているのに、想定内という態度です。去年異次元緩和とまで言ったのに今は相場を静観しています。これでは失望売りがでるのは当然です。

 もしこのまま円が100円台割れしたら株式相場も14000円割れをするでしょう。去年の今頃の相場の逆回転が起こります。ニーサなどと言って投資を宣伝したのに、相場がこれでは投資に踏み切る人はそう多くはないでしょう。

 4日連続の下げなので明日くらい自律反発するでしょう。問題はどのくらいの程度かということです。これが300円近い上げ幅なら相場は来週にかけて持ち直します。しかし、100円ちょっとではまずいです。

 もちろん海外の相場も影響します。アメリカの相場が持ち直せば来週また値上がりが期待できます。昔から投資をしている人は、おじさんも含めてもう一段の下げがあれば買いを考えている人も多いでしょう。

 おじさんが狙っている株の一部もそろそろ目標値近くまで下げてきました。もちろんあわてて買うつもりはありません。おじさんのスタンスは損切りせずじっくりもって目標値まで来たら売るというものです。

 損切りしながら次々に新しい株を購入するというスタンスもあります。まだ動きの激しい株を中心に短期売買というスタンスもあります。投資はその人の個性がでます。

 明日は孫の入学式です。