人民元は基軸通貨を目指すのか
今日は午後から雨が降るとの予想だったので、庭の水やりをせずに済むと思っていたら今に至るまで降っていません。このままではどうにもならないので、結局水やりをしました。
昨日の株式市場の下げはさすがに投資家にとってこたえたようで、ヤフーブログにも結構悲観的な書き込みがありました。すでに投資家の間でも専門家の間でもアベノミックスは終わったという評価が一般的です。
ただ言いだしっぺである、安部さんだけがのんきに桜を見る会で俳句など作ってご満悦です。去年の年末に株式を購入した人は相当な損失を出しているでしょうに、そんなことはどこ吹く風です。
まあおじさんが愚痴っても犬の遠吠えなので、ここらでやめます。さて数日前朝日新聞は人民元が基軸通貨を目指すのかという内容の記事を載せていました。朝日新聞が嫌いなブロッガーがほとんどなのですが、他の新聞であのレベルの話題を取り上げる新聞はありません。(日経新聞は別)
以前にも中国とイギリスが人民元の取り扱いに関する協定を結んだことをブログに書いたことがありました。まだその流れが続いているようです。どうも近くで見ると中国の悪いところばかりが目につきますが、そればかりに目を奪われて大局を見失いそうです。
IMFにおいても中国のウウェイトが高くなるとの記事もありました。日本では中国経済崩壊論ばかりで、中国から逃げ出せの論調です。しかし、朝日の記事を見ると、ヨーロッパでは中国と金融取引を盛んにしようとうい動きがあります。
中国にとってのメリットは、アメリカのドルに頼らなくてすむ点です。今は中国が海外と取引する際基本的には一度ドルに交換しなければなりません。そのため対ドル相場をいつも気にする必要があるのです。
ヨーロッパのファンドはそれを狙っていると記事にかかれていました。今の人民元は中国政府が一元的に管理しています。ドルと連動させていますので、海外のファンドがどうこうできるものではありません。
しかし、自由に中国元を売り買いできるとなれば、中国政府は投機的な動きに翻弄され、それに対抗しなければなりません。アメリカが今それをやっています。
そうなった時海外のファンドは猛烈な中国元売りを仕掛けてくるでしょう。習主席もやるなら経済成長が7%ある今だろうと思っているでしょう。国際経済に乗り出すことができるからです。
ただ国内の保守派の人がそれを許すかです。また余りにリスクが高すぎるのでそのリスクを犯してまでやれるかです。もし中国元がアジアだけでも基軸通貨となるなら、中華経済圏が出来上がるでしょう。東南アジアでも中国と接するタイ・ベトナム・ミャンマーそれに中国系の多く住むシンガポール・インドネシアもそれに続くと思います。
台湾も完全に中華経済圏に飲み込まれます。まあそんな可能性はほとんど0に近いと思います。どこを見ても中国崩壊論ばかりです。しかし、おじさんは3年間中国に住んでみて中国の底力はあなどれないと思いました。
中国は本当に奥深い国です。懐が深いと言ってもいいでしょう。マスコミ報道だけを信じてやっていると本当の中国を見失う気がします。遠いだけにヨーロッパの方が客観的に中国を見れるののかもしれませんね。
明日は日曜日なので教会です。