新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

壮年会がありましたー「私たちの信仰 日本基督教団信仰告白による」

今日は一日中雨でした。今も降っています。夜中には豪雨でした。久しぶりの本格的な雨です。

 さて今日は日曜日なので教会ネタです。今は受難節第6主日です。受難節は40日間あります。来週の日曜日がイースタ(復活祭)です。ということは今週イエスが処刑されたのです。

 今日から受難週に入ります。教会行事としては木曜日に洗足木曜日礼拝があります。これはヨハネ福音書13節以下に書かれてあるように、イエスキリストが弟子たちの足を自ら洗ったことから来ています。

 金曜日に十字架にかかったので、受難日祈祷会があります。そして日曜日が復活祭です。イースターには教会墓地へお参りに行きます。そこでも礼拝があるので墓前礼拝と呼ばれます。

 ところで今日は壮年会がありました。教会では青年会・壮年会・婦人会と三つの年齢性別ごとの集会があります。最大規模なのは婦人会です。老年会というのはありません。高校生以下ですと教会学校ということになります。

 壮年会に該当するのは8人ほどですが、現在の主要メンバーは6人です。前回まで壮年会では旧約聖書についての本を輪読していました。それが終わったのでタイトルの本になりました。

 今日は「日本基督教団信仰告白」についてちょっと紹介します。このあたりで面倒になった方は読むのをやめて結構です。「日本基督教団」が制定した「信仰告白」ということになります。日本基督教団は日本のプロテスタント団体では最大のものです。

 カソリックローマ法王のもと一つです。強いて言えばカソリックの元に各種の修道会があります。イエズス会などは歴史の本で聞いたことがあると思います。

 プロテスタントの場合、バプテストやホーりネス、日本基督教会などが有名です。戦前、政府はプロテスタントキリスト教団体を合併して日本基督教団一つにしました。

 それが戦後宗教の自由が認められて日本基督教団から多くの会派が離脱して独立の教派を作ったのです。しかし、これまでの流れを尊重してとどまった教派も多くあったのです。

 戦前の国家支配の中での日本基督教団ではなく、自らの信仰に基づく教団を作りをしようとして作られたのが「日本基督教団信仰告白」なのです。日本基督教団の教会で洗礼を受けたり、他の教派から転会するときは、この信仰告白を受け入れなければなりません。

 「信仰告白」とは国家で言えば憲法理念のようなものです。大日本帝国憲法では天皇中心の国家観が基本理念です。日本国憲法とは大きく違います。理念が違えば国家の在り方も違うのです。

 「日本基督教団信仰告白」の書きだしは「我らは信じかつ告白す。」です。今日はテキストの「はじめに」を読みました。そこで著者は信仰告白の内容を次の3つにまとめていました。

 「私たちの信ずべき事柄」「救いに導く道しるべ」「三位一体の神への頌栄・賛美」です。実際「日本基督教団信仰告白」では、まず旧新約聖書がどのような本であるかを述べます。

 つづいて三位一体の神と十字架による贖罪(罪の許し)、最後に教会のありかたについて述べています。さらに「我らはかく信じ、世世の聖徒とともに使徒信条を告白す」と続きます。

 使徒信条は日本基督教団だけでなく世界中の教会で告白されている古い信条です。もちろん中国の教会でも中国訳ですが使徒信条が告白されていました。(漢字なので分かるのです。)

 今日本基督教団の教会によってはこの日本基督教団信仰告白を無視したり、それに反する教えをするところがあります。だからと言って教団から離脱するわけでもないのです。

 まあ組織内部ではこのようなことがよくあるのですが、おじさんは頑固にこの「日本基督教団信仰告白」の教えに従って信仰生活を送っています。

 政治・外交・経済・投資の記事がほとんどですが、そんなことばかり考える世俗の日々なので、日曜日だけでも世俗を離れ聖なる世界に生きています。

 明日はまた経済について書こうと思っています。