新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

オバマ訪日をどう評価するか

今日も晴天です。今日は午前中から気温が上昇しました。今日は午前中は佐官仕事です。家の周辺の崖の壁面の修理をしました。崖と言っても1メートルちょとです。壁面は地元の砂岩を使っているので、細工はしやすいのですが、もろいのです。石を積んですでに40年以上経過しているのであちこちに穴があいています。

 またフェンスのところにも亀裂があってそれをセメントで埋めてまわりました。10年くらい前からツマクマに言われていたのですが、完全退職して毎日が日曜日なので、にわか日曜佐官をしました。

 今日の株価の方は相変わらず動きが激しいです。一時値上がりしたのに、後場終わり値直前では安値になり、このまま安値引けかと思ったらちょい高で引けました。

 引けているのは投資家の心理のようです。何度も買いを試すのですが、それに乗ってくれる投資家は少ないです。去年の4月には900円以上した野村ホールデイングスの株価もとうとう年初来安値を更新しました。あと少しで600円割れします。

 株式投資の大本である証券会社の株が年初来安値を更新するようではどうにもなりません。おじさんの持ち株の某鉄鋼メーカーも業績は大幅アップその上増配なのに少しも値上がりしません。好業績をはやして株価が値上がりすることはなさそうです。

 さて今日はオバマ訪日についてです。日米首脳会談と言いたいところですが、安部さんが一人ではしゃいで終わっただけのしらけた会談でした。

 とても首脳会談とは言えないと思います。オバマさんとしては不愉快というか不快な気持ちで会談を終わったと思います。もちろん安倍ファンの方は尖閣列島が安保条約の対象だと明記されたといってはしゃいでいると思います。しかし、米軍の予算が減少の一途をたどっている今日中軍事衝突となっても大規模な介入をアメリカがする余裕はありません。

 どんなことがあっても米中関係を壊す気はオバマさんにはありません。日米だけで中国を敵にまわしてもアメリカには何の利益もないのです。感激屋の安倍さんに比べてオバマさんはクールな実務家だと思います。

 問題はTPPです。オバマさんとしては尖閣問題で日本に譲ったのですから、TPPで妥協してほしかったと思います。ですからオバマさんとしては、当てがはずれたと言う以上に裏切られたという気持ちが強いと思います。もし本当に日米関係が深まったのなら、首脳会談後すぐに共同声明を発表するでしょう。

 それが延期され時間がたってから発表されたこと自身首脳会談の内容がどのようなものであったかよくわかります。安倍さんは日本の主張が受け入れられたとはしゃいでいますが、そんなはずはありません。

 東京の寿司屋での会談もはしゃいでいるのは安倍さんだけだったと報道されています。今オバマさんは困った状況にあります。いつも書きますが本当の友は危機の時助けてくれる友です。

 今オバマさんはウクライナ情勢でもTPP交渉でもデッドロックに乗り上げています。ウクライナ情勢も相手はロシアです。このところ日本がうまく行っているロシアに対して強くでてくれれば効果をあるとアメリカは考えていたのでしょう。

 ところが日本の態度はまだあいまいです。TPPについても進展がありません。もちろん日本側の立場もあります。ただ身を捨ててこそ浮かぶ瀬があると言います。日本だけが主張を通してアメリカには何の利益も出せないのではアメリカの不満は高まるでしょう。

 中国は表面的には日本やアメリカを非難しています。しかし、アメリカが中国と敵対することなどあり得ないと思っています。アメリカの貿易に占める中国のウウェイトは相当なものです。それに中国は膨大なアメリカ国債保有しています。

 マーケットとしての中国をアメリカが棄てることはないでしょう。アメリカが手を引けばヨーロッパ諸国やロシアが喜ぶだけです。それにウクライナ問題でもロシアと中国が結ばないようにけん制しなければなりません。また北朝鮮問題でも中国の協力なしに動きません。

 安倍さんはそころのところが分かっているのでしょうか。まあおじさんのような地方の一市民が何を行ってもどうしようもないと思います。

 明日は近くの神社に藤を見学に行きます。