混迷する世界情勢ーその原因は
今日は一日雨でした。強くはないのですが、一日中シトシトと降っています。まあ庭の水撒きをしなくてよいので助かっています。
今日の株式相場はちょい高で引けました。おじさんの持つ株は全て下落です。少し日経平均が上がったので期待したのですががっかりです。安倍さんは集団的自衛権に前のめりですが、その間に経済の方はすっかり停滞しています。
株価は経済の体温計だと言われます。株価が低迷しているのに経済だけが好調などと言うことはありません。アベノミックスが良い例です。効果を期待したがゆえに株価が大幅高になったのです。
ただアベノミックスが所詮見せかけだったことはその後の株価の動向を見れば一目瞭然です。さて今日は緊迫と混迷を深める世界情勢です。
株価が安い理由の一つがこの混迷する世界情勢にあることは間違いありません。タイトルの答えはアメリカの権威失墜です。かって圧倒的な経済力と軍事力で世界の警察官として君臨して来ました。今は見る影もありません。アメリカ自身何度かの国際紛争への介入の結果がどうなったか知っているだけに介入に慎重です。
ベトナム戦争への介入ですっかり自信を失ったのですが、湾岸戦争で自信を取り戻しました。そこでやめておけばよかったのですが、最大に失敗はイラク戦争です。あのばかな戦争がなければイラクが内戦状態に陥ることもなかったでしょう。
今イラクは分裂状態になろうとしています。イラクだけの問題でなくシリアやイランともかかわってきます。独裁政権を倒せば民主国家になって問題解決とはならないのです。独裁は良くないのですが、一方では混乱を抑える働きもあるのです。
エジプトも結局軍政に戻って一応の安定を保っています。タイも同様です。中東情勢だけでなくウクライナ情勢も難しい局面を迎えています。ここも民族問題がからんでいます。
イラク問題でアメリカが介入することはありますが、本格的な介入にはならないでしょう。せいぜい反政府勢力を爆撃するくらいです。今のイラクを見るとアフガニスタンの将来が見えてきます。米軍撤退後アフガニスタンも政情不安になるでしょう。
この地域ではパキスタンが反政府勢力に攻勢を強めています。当然反政府勢力も爆弾テロなどに訴えてくるでしょう。今安倍さんは集団的自衛権を行使したくてたまらないようです。世界に打って出たいのでしょう。それによって世界に日本の力を示したいのだと思います。
かっての日本を取り戻そうというならかっての日本の国是の専守防衛を取り戻してもらいたいものです。いつも書きますが安倍政権になって日本がだんだんおかしくなって行っているようです。
またいつか詳しく書きますが、安部政権の行き方には一貫性がありません。日米同盟を重視するかと思えば北朝鮮と単独で交渉に入ったり、ロシアと仲良くしようとしたりしています。
保守的家族観を持つかと思えば女性を家庭から社会へ出そうとします。外国人参政権には反対なのに、外国人の移民を認めようとしています。
これは以前書きましたが保守派の人たちも戸惑っているようです。取りあえず安倍さんは保守派の輝ける星だと思って支持していますが、本心では不安なのではないでしょうか。
これもいつも書くことですがおじさんが何を言っても無力なのでどうにもなりません。外交の厳しさも非情さも知らず御坊ちゃん的感覚で政治を進めているとしか思えません。
こんな話ができる人が回りにいないので、ブログで書いてうさを晴らしています。明日はのんびり過ごします。