日本を襲う高齢おひとり様の重圧
今日は午前中は雨でしたが、午後から曇ってきました。台風はどうも逸れるようで有り難いです。このまま梅雨が上がってくれればありがたいです。
株価は朝は100円以上の値下がりだったのですが、引け値は10円安程度まで戻しました。と言っても今日もおじさんの持ち株は値下がりです。
ところで今日は水曜日なので本屋に新刊の経済雑誌を読みに行きました。ある雑誌によれば、株価は年末にかけて16000円から17000円に向かうという記事がありました。ドル円相場も110円まで行くとの予想でした。
そこまで株価が値上がりするのかおじさんは疑問に思っています。まあどちらでもいいのですが。さて今日は本屋さんで読んできた雑誌の記事からです。
その雑誌では「おひとり様」について特集していました。おひとり様というのは単独で生活している人のことです。独身でも親などと同居している人は除きます。
若者で家から出て生活している人が一番多いのですが、これはそれほど問題になりません。問題は40代以降の独身者です。もちろん70代の場合は結婚していても死別した場合がほとんどでしょう。
50代以降のおひとり様で一番問題なのは病気と介護です。介護の場合ばかりが取り上げられますが、病気の場合も相当大変です。
今病院ではいろいろな機会に身内を呼びます。入院する場合は保証人が必要です。治療についても患者さん以外に付添の人が必要です。特に治療方針を決める場合は身内が立ち会わねばなりません。
ある時病院に行くと身内でなく同僚のような人が付き添っているのを見ました。本人もお医者さんも誰か第三者がいないと決められないことが多いと思います。
また入院しても自分で洗濯などができない時はおひとり様はどうするのでしょう。さらに問題は一時退院の時です。病院の方の話を聞くと、一人住まいの場合はいざ何かあった時病院に連絡できないので退院させられないと言っていました。
今は入院期間を短くしてできるだけ通院を勧めています。現実に入院期間が長いと医療費の公費負担が増えます。おひとり様が増えると退院できないケースが増えるでしょう。
介護は入院以上に大変です。入院の場合病気が良くなれば普通に生活できますが介護の場合長期間に及びます。ところでその雑誌によれば地域の力を活用すると書かれていますた。
しかし、地方の場合地域自身の高齢化が進みます。また地域の人同士が仲良くするとは限らないのです。年を取ると気難しくなる人もいます。また、もともと人づきあいが好きな人ばかりではありません。
おじさんも家の前の御主人とは声を掛け合いますが、その先の御主人などとは話したこともありません。今のところに住んで38年になるのですが。男性同士の場合朝早く出て夜遅くなって帰るので話す機会がありません。
そう言えば山口の農村部で近隣関係のトラブルから大量殺人がありました。マスコミが報道するのはモデルになるような地域の話ばかりです。
現実には地域がうまく言っていないところも多いでしょう。それに日本人は家庭に他人を入れることを嫌います。政府が軍事力強化に進むのもいいのですが、10年後恐ろしいほどの高齢者問題が待ち構えています。
日本の歴史上初めてのことでしょう。まさに異次元のおひとり様対策が必要になると思います。明日は台風通過まで家で大人しくしています。