新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

滋賀県知事選挙の波紋

今日は午前中は曇っていましたが、午後からは暑くなりました。今日は一日ツマクマの所用のお伴です。それにツマクマのお友達とも会いました。

 株価の方は100円以上の値上がりでした。先週は連日少額ですが値下がりが続いたので自律反発と言うところでしょう。それでもおじさんの持ち株はほとんど値下がりです。

 さて昨日滋賀県知事選挙がありました。ブログやサイトを見てもこの結果についてはほとんど触れていません。滋賀県というのは特に特徴のある県でもないし注目されなかったのでしょう。

 おじさんはこの選挙はやはり現代日本政治の一つの潮流の変化を示すものだと思います。国政では圧倒的な保守派の優勢です。自民党だけでなくみんなの党や維新の会も保守派という点では同じです。

 民主党を中心とした、かっての反保守派はすでに死滅してしまったと思っていました。ところが今回の選挙結果は全く意外なものでした。

 まず当選したのが元民主党の議員で落選した保守派の候補が官僚だった点です。大学教授などですと党派性がそれほどでないのですが、元民主党議員だと明らかに党派性がでています。

 前回の国政選挙は民主党であるがゆえに落選した議員も多かったと思います。問題の都議会でも民主党でないという理由で多くの自民党議員が当選しました。その民主党アレルギーがすでに薄らいできたと言えます。

 また保守派が政治の本流になったと思われたのですが、今回の選挙結果では保守派と反保守派(当選知事と共産党支持候補の合計得票)を見るとその差は6万票近くになります。

 自民推薦候補と当選候補だけを見るとその差は1万票ちょっとですが、共産党支持候補が5万票以上とっているのです。今回の選挙が原発再稼働y集団的自衛権の問題を含んでいることは間違いないと思います。

 保守派の新聞社の世論調査でさえも安倍政権の支持率が低下しています。それに今回の滋賀県知事選挙の結果です。2年前の選挙で自民党を含む保守派が圧勝し決められる政治がおこなわれています。

 しかし、地方では生活は苦しくなるばかりです。それに日本外交がうまく行っているようでもありません。おじさんはマスコミ報道を元に国際情勢について考えていますが、日本のマスコミが主張しているのとは随分違った姿が見えます。

 特に中国については3年間庶民の中で生活したおじさんの実感とマスコミ報道は随分ずれています。ただ心配なのは、起死回生として安倍さんが北朝鮮との交渉に前のめりになることです。外交巧者の北朝鮮が日本の政治情勢を知らないはずはありません。

 簡単に言えば中国や韓国を嫌う余り北朝鮮に足元を見られてはいけないと言うことです。「巧言令色少なし仁」です。北朝鮮の巧みな言葉や笑顔に仁(人道主義)が含まれているとは思えません。

 気がついた時には北朝鮮にいいようにされていたのでは大変です。安倍政権が厳し状況に立たせれているだけに気になります。

 明日は家事にいそしみます。