新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

年金についてー個人的感想

今日は一日雨との予想でしたが、午前中で雨は上がりました。その代わり午後からは風が強いです。ありがたいことに東日本のような猛暑にはなっていません。

 今日はこのところ雨で家の中が湿気ているので空気の入れ替えをしました。それから居間の仕様を夏向きにしました。

 ところで今日も株価は値上がりしていました。日経平均90円ちょっとの値上がりです。昨日に続いての値上がりでした。おじさんの持ち株のさすがに値上がりしていました。それでも持ち株の半分くらいは先月に比べて値下がりしています。

 まあ秋口までもち株は持続というところです。ところで先日ある方からこれから年金生活に入ると聞きました。今50代や40代の方は自分は将来いくらくらい年金がもらえるのだろうかという方も多いと思います。

 おじさんは2年前から年金を満額もらえるようになりました。60歳で定年になるとき詳しい説明を聞いていたので事前に覚悟はできていました。年金係の方が先輩の方の話を聞くとがっかりしますよと言われました。

 事実年上の人ほど多く年金をもらっているようです。(同じ平教員で)その説明会で驚くべき話を聞きました。年金は短期間沢山の給与をもらうより給与はそれほどでなくても長く勤務した人の方が多いですよと説明されました。

 おじさんの場合公立学校共済組合から年金をもらいます。この共済組合には公立大学から公立幼稚園までの職員が含まれます。職員には大学教授から技師(昔の小使さん)まで含まれます。技師さんで一番勤務年数の長い方は中学卒業後15歳で仕事について63歳まで48年勤務することになります。

 この方が一番年金が多いのだそうです。それにおじさんの年代だと64歳にならないと満額年金がもらえないのに、特例で勤続45年以上になる方は60歳で満額貰えるのだそうです。説明では大学教授の方より多いですよということでした。

 大学教授の場合最短でも27歳で博士課程を修了し、助手を何年かやりその後講師助教授と経過してやっと教授になります。また非常勤講師などを何年かするとその間は年金に換算されません。

 30歳で助手なり講師になって65歳定年で35年の勤務ということになります。事実おじさんがあった公立大学の教授の方は16万円しか年金がないと言っていました。

 様々な資料を見ると夫婦で23万円というケースが一番多いようです。これだと夫の厚生年金があ16万円、妻の国民年金が7万円というところです。これは60歳くらいの人です。今でも毎回恐ろしい勢いで年金の減額が進んでいます。

 現在50代の方の標準年金(夫婦)で20万円といったところです。もちろん奥さんが働いていると全く別です。教師の場合夫婦ともに教員というところも多いのですが、この場合相当な額になります。民間の場合夫婦が正社員で定年まで勤めるというのは難しいでしょう。

 年金の場合途中で経歴が途切れると少なくなります。たとえば浪人を2年して留年を1年となるとすでに3年分年金が減ります。また途中でリストラされて失業保険をもらったりするとその期間は厚生年金からはずれます。

 起業しても社会保険該当の会社にしなければ国民年金にしかなりません。そうするとその期間も厚生年金がありません。国民年金は掛け金も社会保険などに比べて安いのですがもらえる額も少ないです。

 老後を豊に過ごしためには大学も浪人せず入学し大企業か公務員になって夫婦二人で働くのが一番です。マスコミのいうような起業をしたり海外で働いたりしては年金があてにできません。大企業の場合厚生年金基金もあります。中小企業ですと厚生年金基金がないことが多いです。

 おじさんの義母の厚生年金基金は以前あったのですが解散してしまいました。

 シニア世代の親が大企業か公務員に一生勤めるように子供に勧めるのは年金受給者の立場になれば当然です。一番困るのは非正規社員になって年金が国民年金だけになることです。

 その上独身だと65歳(現在)で7万円しかもらえません。これでは生きていけません。たとえ70歳まで働いたとしても仕事がなくなったとたんこの生活になります。また途中年金を払っていないともっと少なくなります。

 男性の場合非正規社員女性の場合家事手伝いで生涯独身で過ごすとなるとシニアになってからの生活は悲惨なものになります。「親の意見となすびの花は万に一つの無駄もない」ということわざがあります。

 親は大企業や公務員になって一生そこで過ごせというのに反発する若者も多いと思います。大企業をやめて起業しろと政府やマスコミはいいますが、以上書いたようにそのような生活がいかにリスクの高いものであるかが分かってもらえると思います。
 
 30年後に年金は破たんすると言われますが個人年金を積み立てたり投資で老後資金を作るより年金の方がはるかに確かです。ちなみにおじさんがかけていた生保は破綻しました。もちろんその後再建されましたが、生保でも銀行でも証券会社でも国よりは不安定なものです。

 明日もいろいろ忙しいです。