新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

航空機撃墜事件の波紋

昨日から娘の家へツマクマとお手伝いに行っていました。それでブログを休みました。その間大きな出来事がありました。一つは今日のタイトルです。もうひとつは親子をめぐる最高裁判決です。これについてはまた書きます。

 昨日からすっかり夏日になってしまいました。台風10号が来なければ梅雨明けになりそうです。航空機撃墜事件の影響で株価も下落していました。おじさんの持ち株はそれでも電機株と建設株が値上がりしていたのでありがたいです。

 ところで今回の航空機撃墜事件は日本の外交に大きな影響を与えると思います。安倍外交は反中反韓を貫きながら一方では北朝鮮やロシアと接近しています。

 北朝鮮では拉致で妥協を繰り返しています。拉致被害者を帰国させることができれば今下落中の支持率を一気に盛り返すことができます。それは北朝鮮も十分承知していると思います。ですからいかに日本に高く売るつけるかを図っています。

 一方日本はアメリカや中国と対抗するためにロシアと接近をはかってきました。クリミヤ半島の併合でEUやアメリカがロシアに制裁を加えているのに日本は余り乗り気ではありませんでした。

 それにロシアのプーチン大統領の来日を優先させたいようです。しかし、今回のウクライナでの航空機撃墜についてはどう見てもロシアが関係していることは明らかです。

 ウクライナ側がそもそも対空ミサイルを発射する必要はありません。なぜなら親ロシア勢力は航空機を保有していないからです。一方親ロシア派はウクライナの輸送機を撃墜しています。今回も民間航空機をウクライナの軍用機と間違えて撃墜した可能性があります。

 アメリカもそう見ています。というより世界中がそう見ています。今回はオランダやマレーシアといった国々がかかわっています。ロシアに対してヨーロッパだけでなくイスラム圏やアジア各国も注目しています。

 ロシアが今回の事件で責任を認めればロシアへの見方一気の悪くなるでしょう。と言って認めなければさらにロシアの立場は悪くなると思います。

 と言っても強気でなるプーチン大統領が責任を簡単に認めるとは思えません。日本の世論もロシアに対して反発するでしょう。

 安倍外交が進めている北朝鮮やロシアは韓国や中国よりはるかに危険な国です。北朝鮮は今でもミサイルを発射し続けているし、ロシアが提供した対空ミサイルで親ロシア派は民間機を撃墜しています。

 これ以上ロシアに安倍さんが接近すればアメリカやヨーロッパでけでなく世界の世論から反発を招くでしょう。逆にもしロシアとの接近を諦めるなら安倍外交はどこに向かうのでしょう。

 北朝鮮への接近についてもアメリカは不快感を持っています。アメリカとの協力を進めようしながら一方ではアメリカがいやがることをする安倍政権をアメリカは不快に思っているでしょう。

 ロシアへの安倍さんのこれからの対応が日米関係を見る試金石となるでしょう。ところでアメリカの株価は昨日戻していました。日本の株価も火曜日には戻すと思います。

 明日は日曜日なので教会です。