新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

人手不足について

今日も一日暑かったです。今日は午前中は庭の草刈り午後は洗車をしました。草刈りと言ってもエンジン付きの草刈り機で刈るのです。

 これをしないと小さな庭ですがジャングル状態になってしまいます。8月にもう一回しなければなりません。別荘の方は金曜日に少ししましたがまだ残っているのでも一度しなければなりません。

 安倍政権の支持率は本来保守派の産経新聞の調査でも46%程度になりました。経済政策への不満が高いようです。確かにアベノミックスへの関心も下がっています。地方ではアベノミックスの恩恵は全くありません。

 安倍さんはそれを知って地方再生を目指していますがなかなか難しいようです。ところで先日NHK特集で人手不足に関する放送がありました。

 人手不足と言っても全ての分野で不足が及んでいるわけではありません。事務職などの求人はほとんどないそうです。一番不足しているのは建設分野でその他は介護・保育・看護などです。

 建設は復興やオリンピックの関係でしょう。そもそも公共事業抑制が原因で建設業界は縮小していきました。それに技能を持った人の数が減っています。新しく建設業界に入って来る人は少ないでしょう。

 新しく建設業界に入ってもオリンピックが終わった頃にはまた需要が減少するでしょう。介護については需要はこれからどんどん増えるでしょうが一番のネックは低賃金です。

 仕事に対して賃金が安すぎます。介護自身が政府の介護保険に頼っているので賃金を大幅アップは難しいでしょう。保育についても同様です。保育も自治体からの支出に頼っているので賃金アップは難しいです。

 保育について言えば以前は公立保育所も多かったのですが、経費削減で民営化が進んでいます。そうなるとますます賃金が安くなるので長く勤務するのが難しくなるようです。

 人手不足解消には待遇を改善するしかありません。(建設は除く)と言っても財政赤字の現状では難しいです。
海外から人手を呼ぶとの意見がありますがそれも難しいようです。

 女性と高齢者を期待する声もありますが、それも難しいようです。女性の場合自分の娘を見ていてもそうですが、子育てをしながら働くのは相当難しいです。祖父母の援助がなければ相当難しいと思います。地方から出てきた人の多い東京で女性の就業率が引くのも分かる気がします。

 結局人手不足の解消の妙薬はありません。このまま不足だ不足だと言いながらずるずる時代が経過していくだけでしょう。アベノミックスでも規制緩和でも解決できるものではありません。

 経済が低迷してどんなに安い給料でも働かなければならない時代が来たら逆説的ですが人手不足も解消するでしょうがそれも困ったものです。

 明日はツマクマのお手伝いで忙しいです。