朝日新聞世論調査を読んで
今日も真夏日です。真夏なので当然かもしれません。義妹は今日東京へ帰りました。毎日が日曜日状態な上に年金生活ですから、暑い昼間は自宅待機です。
夕方から庭の水やりなどをします。株価の方はこのところ連日の値上がりです。今日もおじさんの持ち株のうち建設株だけが値上がりしました。(年初来高値更新)しかし、他の大手建設会社との間の株価の差が大きすぎます。それなりの技術を持っていると思うのですが。
さて今日は朝日新聞の世論調査についてです。保守派の人は朝日新聞が大嫌いなようですが、おじさんは結構好きです。(子供の頃から朝日新聞でした。)これまで地元紙や毎日新聞・日経新聞などを取りましたが、内容の濃さから言ったら朝日新聞が一番です。(巨人が嫌いなので読売新聞は取りません。)
事実を報道するだけでなく様々な解説記事がおもしろいです。日経もよいのですが、地元記事や三面記事的な内容がないのでいけません。それにツマクマが経済記事を読んでも分からないので日経は無理でした。
さて今回の世論調査では内閣支持率が42%まで落ちています。まもなく40%割れの状態です。自民党の支持率は33%で前回の35%とそれほど変わっていません。今回の世論調査で一番興味深いのは男女の支持率の違いです。
男性の内閣支持率49%なのに女性の支持率が35%しかありません。逆に不支持率が37%に及んでいます。女性の支持率だけを見れば政権としては危険な水準に入っています。
外交・安全保障に関する評価については男女で大きな差があります。男性では評価するが上回っていますが、女性では評価しない方が多いです。女性は本能的に安倍さんの外交・安全保障政策に危険性を感じているのだと思います。
消費税値上げについてはもっと差が大きいです。男性の場合反対は57%ですが、女性の場合反対は70%です。原発再稼働に至っては賛成は女性の場合わずか13%です。
何とか政権としては支持率を立て直したいところです。連日の株価上昇もそのためかもしれません。9月の内閣改造や党役員の交代もそれが狙いでしょう。人心一新を狙ってでしょう。
問題を起こした石原大臣や立場の異なる谷垣大臣などは交代させたいでしょう。石破幹事長を内閣に取り込んで来年の総裁選挙に出にくくしたいようです。石破幹事長もその辺は分かっていると思います。
おじさんに言わせればこのまま安倍政権に取り込まれたら石破さんは終わりです。ここで無役になって安倍政権がデッドロックに乗り上げた時手を上げるのが一番でしょう。
中韓はもちろんアメリカとの関係も首相交代がなければ改善しないと思います。ここで思いきって無役になって、党内の不満を一手に引き受け次を目指すのが一番です。閣外に出ると思われる谷垣さんと組んでもいいでしょう。
野党時代にがんばったのに報われなかった谷垣さんへの同情もあると思います。安倍政権がこのまま順調に長期政権になるとは思えません。内閣改造が逆に不満を高め何か大きな政権の失敗があれば一気に政局になる可能性もあります。
一つは沖縄知事選です。今の流れだと現知事が勝利するのは難しそうです。集団的自衛権問題で与党の公明党の安倍さんへの支持が低下しています。公明党を支えているのが創価学会婦人部です。女性の内閣支持率が低下しているのですから、公明党支持の女性も同様でしょう。女性は概して真面目なので選挙へ行く率が高いでしょう。
面倒だからいいかという男性に対して選挙は国民の義務だからと選挙に行く女性は多いはずです。高齢女性にその傾向があります。そうなると沖縄知事選でも女性票は現知事に行くとは思えません。
小泉さんではありませんが人生には登り坂下り坂の他に「まさか」があると言います。「好事魔多し」とも「政治は一寸先は闇」とも言います。案外来年の自民党総裁選挙で安倍さんが破れるということもあるかもしれませんね。
明日ものんびり過ごします。