新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

最近の株式市況に思うー変化の予感

今日も真夏日です。特段外出の必要もないので一日家にこもっています。夕方から先日手入れした庭の草木を整理します。

 株価は今日もちょい高でした。先日発表された証券会社の業績(2014年度4月~6月期)を見てびっくりしました。証券界の雄野村ホールデイングスでも営業部門で前年同月比61%減です。手数料収入が激減したようです。

 機関投資家などの手数料を中心とするホールセール部門では何と77%のダウンです。軒並み証券会社の業績はダウンしていました。おかげで野村ホールデイングスの株価は去年の最高値が900円超えだったのに、今は650円台くらいまでダウンしています。

 去年の5月頃は軒並み週刊誌などが株式投資を勧めていました。あの熱狂がうそのようです。厳密には去年の12月にもう一度熱狂がありました。

 安倍さんも今年こそはアベノミックス効果が出ると思っていたようです。今日の経済統計の発表でも大幅ダウンが報じられていました。

 ところでこのところの株式市況は明らかにおかしくなっているようです。今日の出来高を見て驚きました。とにかく強引に株価を上げているのです。

 普通出来高上位は大型株と言われるものが並ぶのです。日本を代表する大企業の株式売買が一番出来高として多いのです。ところがこのところ株式市況が完全にマネーゲーム化しています。

 低位株を大量に買って一気に売りに回っているようです。あるいはわずかな値上がりであっても大量に売買することで利益を出しています。

 およそ業績相場とは程遠いものです。今日の出来高一位はみずほホールデイングスでした。1億8千万万株です。しかし、終わり値は1円10銭安です。201円と低位なので量できているのでしょう。

 2位と3位は一部上場でもないのです。聞いたこともない企業(レッドプラネットジャパン)が出来高2位でした。それが何と1億6千万株も商いされているのです。3位のメガネスーパーも9800万株の売買です。

 単価は前者が57円後者が90円です。第5位のユニチカも約6千万株の商いですが、これも単価は46円です。株式投資をしない一般の国民は株価が上がったか下がったかしか興味はないでしょう。

 このところ株価が上がっているので景気が良くなっているのかと思っていると思います。しかし、現在の株式市況は完全にマネーゲーム化しています。

 そう言えば一時燃料電池関連だと思いますがガス関連大手の岩谷産業が急騰しました。その後値下がりして落ち着いていたのですが、また先日急騰しまた値下がりしていました。

 相場が荒っぽい動きになっています。去年の5月頃も相場が荒っぽい動きをしてその後急落しました。安倍さんの支持率が下がり首相が交代すれば現在のアベノミックス政策は変更になるでしょう。

 政局が不安になると相場にも影響を与えます。アルゼンチンのデフォルト(支払い猶予)がすぐ目の前にきています。日本には直接影響がなくても新興国には影響がでそうです。

 国内的にも国際的にもこれから秋にかけて大きな動きがありそうです。一時順調にあがってきた電機株も頭打ちです。8月にかけて大きな調整場面が株式市況にありそうです。

 それが終わってから秋相場になりそうです。なんだかいやな予感がしています。

 明日はツマクマのお買いものにお手伝いです。