新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

今回の下げ相場をどう見る

今日は午前中は雨でした。明日以降台風が接近するようで警戒が必要です。午前中はまだ雨が降っていなかったので、庭の野菜の手入れをしました。

 ところで今日は株式相場は454円の大幅下落でした。おじさんは7月下旬から株式相場の変化を感じていました。(7月30日のブログを見てください。)今回の相場の下落は長年株式相場を見てきた人には予想されたことだと思います。

 今回の下げはアメリカの株式相場の下落時から予想されたことです。アメリカの株式相場が下落したのに、日本の市況が下落しなかったのは完全に騙しだったのです。もしかしたら日本の相場はアメリカの相場と違った動きをするのではと思わせておいて実は海外の投資家は売っていたのだと思います。

 そして今日の下落でまた買い戻しているのかもしれません。今回の下げの理由は海外の情勢の影響だと言われています。

 ウクライナ情勢と今日明らかになったイラク情勢の緊迫化が影響しているようです。世界情勢が緊迫化すれば安全通貨として円が買われるのです。

 今日は海外の情勢以外に経常収支の赤字が原因だと思います。また企業の業績好調ばかりが言われていますが、一方では減益発表もあっているようです。そのような企業は大幅に売られています。アベノミックスで値上がりした株価ですが、その効果は完全にはがれてきました。

 経常収支の赤字については余り取り上げられませんが大変なことです。今までは貿易収支は赤字でしたが、経常収支全体としては黒字でした。海外からの送金などが多かったからです。それも減少して貿易収支の赤字を補いきれなくなったのです。

 日銀も現状維持で新たな金融緩和はやらないようです。公的資金での株式購入の話は株式相場が下落するたびに蒸し返されます。ところで来週からお盆に入り投資家の相場に身が入らなくなるでしょう。

 国際情勢も急速に好転するとも思えません。ウクライナ情勢はロシアの出方次第です。ただ簡単にロシアもウクライナから手を引くとも思えません。

 日本からの農産物の輸入禁止は避けて日本をEUアメリカから切り離そうとしています。安倍政権がそれに乗ると大変ことになります。TPPも9月に入って好転する可能性はありません。

 アメリカの中間選挙も近づいています。とにかく不安定材料が多すぎます。こんなときは静観するしかありません。明日は台風が接近する予定ですから家で静かに読書をして過ごす予定です。