新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

ウクライナ情勢の結末ー株式市場への影響も

今日は台風も去って一日晴れていました。今日は昨日書いたようにツマクマのお伴で午前中過ごし、午後からは義父の墓参りに行ってきました。お盆に孫たちが来るのでその相手をしなければならないからです。

 そんなこんなで一日終わってブログを今書いています。日経平均は300円以上の上げでした。と言ってもおじさんの持ち株はたいして上がっていないのでどうでもよいことです。

 さてこのところイラク情勢とウクライナ情勢で大きな動きがありました。イラク情勢ではとうとうアメリカが軍事介入をしました。このままイスラム国の勢力が拡大することを見過ごせなくなったのだと思います。

 そもそもアメリカがイラク戦争を起こさなければこんなことにはならなかったのです。逆説的ですが、独裁政権を倒すことで独裁政権時代以上の惨禍を巻き起こしているようです。

 フセイン統治下のイラクでは現在のような宗教紛争はなかったのです。独裁政権を倒せば自動的に民主国家ができるというのはどうも幻想のようです。

 さてウクライナ情勢ですが、今のところウクライナ政府軍が親ロシア派を追い詰めているようです。親ロシア派もロシアの支援がなければとても政府軍に対抗できません。

 問題はこのまま親ロシア派がウクライナ政府軍によって鎮圧されるのをロシアが静観するかです。そんなことをすれば、一つはロシアはすぐ国境近くまで資本主義勢力が迫ってきます。

 一種の緩衝帯としてのウクライナの存在がなくなってしまいます。それ以上に現在強硬路線を取ることで支持を集めてきたプーチン大統領の権威が失墜してしまいます。

 もちろんここでロシアがウクライナに手を出さねばEUアメリカの経済制裁も解除されます。同時に日本もロシアのプーチン大統領の受け入れができるようになります。

 経済的利益や外交的利益と国内での支持との板挟みに今プーチン大統領はなっていると思います。またロシア軍も黙って親ロシア派が壊滅するのを見過ごすつもりもないでしょう。

 それではウクライナ情勢の落とし所をどうするかです。親ロシア派がもう少し早く妥協していたらよかったのですが。最悪なのはマレーシア機を撃墜してしまったことです。それによってそれまで及び腰だったEU諸国を強行姿勢に転換させてしまったのです。

 ここでプーチン大統領が思い切って親ロシア派を見捨てるならば、世界経済にも大きな福音をもたらすでしょう。アメリカの株式市況も大きく値上がりするでしょう。オバマ大統領もウクライナ情勢から解き放たれて中東情勢に力を集中できます。

 しかし、おじさんの予想ではプーチン大統領の性格からしてそんなことはないと思います。逆に親ロシア派住民の人道的支援を理由に軍事介入する可能性もあります。そうなったらアメリカの株式市況は暴落するし、安全通貨として円が買われるでしょう。

 今日株価は急反発しましたが、国際情勢次第でどうなか分かりません。また13日発表の政府経済統計も気になるところです。

 明日から孫たちが遊びに来ます。