韓流ドラマに見る日韓の違いー過去と現代
今日も一日晴れていて暑かったです。午前中はお盆の買い物のお伴で午後からは庭の草刈りをしました。
ところで今日は韓流ドラマを見ながら気がついたことを書きます。まず歴史物から書きます。日本の歴史物の場合、ほとんど合戦が中心になります。ところが韓流ドラマの場合、王妃や専門分野で活躍する人の物語があります。
特に医者に関するドラマが特徴的です。日本では体系だって医者を養成したりしませんでした。それで江戸幕府の御殿医がドラマになったりしません。韓国ドラマでは「医女チャングム」や「馬医」のように努力をして学び王の侍医になったりする話があります。
「馬医」などは馬を診る今で言う獣医から勉強して医者になり、さらに研鑽をつんで王の主治医になったりします。日本の場合、馬を扱う医者が将軍の侍医になったりするはずはありません。
それに韓国の歴史物の場合、武官より圧倒的に文官が力を持っています。中国もそうですが、文官優位なのです。中国の場合科挙制度がありましたが韓国も似たようなものがありました。江戸幕府は軍事政権(武家政権)だから、試験や学校より家柄が重視されたのでしょう。
王妃の場合もそうです。日本では大奥が将軍の妻の住まいです。大奥が政治に直接影響を与えることはありません。もちろん間接的には影響がありますが、歴史ドラマになったりはしません。(「篤姫」は例外)
韓国ドラマの場合、王妃は有力貴族の娘さんから選ばれます。ですから自分の実家や一族に貢献するようにしなければなりません。日本の場合正室が直接自分の実家のために働くことは少ないです。
現代ドラマでも特徴があります。日本の企業の場合ほとんどオーナーはいません。かっては財閥と言われた人たちもいたのですが、戦後改革でほとんどいなくなりました。
ところが韓国ドラマでは社長の息子や会長の娘などが出てきて、だれがそのあとを継ぐかという話も多いです。お家騒動も多いです。日本のような社員が出世して社長になる国ではあまりないパターンです。
それに韓国の人はとても情熱的です。日本の場合あれほど情熱的にはなれないです。逆にだからこそシニアの女性に好まれるのだと思います。
情熱的なのは恋だけではありません。当然恨みについても日本人よりかなり強烈です。それから儒教をベースにする国なので親孝行の理念が強いです。
日本もかって嫁姑が重要なドラマの内容になりましたが、現代ではちょっと考え難いです。もし嫁虐めなどしたらあっと言う間にお嫁さんは出ていくでしょう。
このあたりは若い方に韓国ドラマが好まれない理由でしょう。シニアにはこの嫁姑のトラブルが実感できるのだと思います。
明日は孫と過ごさねばならないのでブログを書けるかどうか分かりません。