新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

政治家の勝負の時

今日は久しぶりに一日中晴天でした。完全に秋の雰囲気です。このまま涼しくなってくれたら有難いのですが、来週はまた暑くなりそうです。

 今日は午前中はのんびり過ごし、午後からは結婚式の写真を印刷に行ったりしました。ところで大騒ぎされたわりには石破さんの去就はしりすぼみでした。

 これを見ると加藤の乱を思い出します。加藤さんが国会で反旗を翻すと思われたのに同じ派閥のメンバーに引き止められて不発に終わった出来事です。その後加藤さんは鳴かず飛ばずのまま引退してしまいました。

 福田元首相も安倍さんと一騎打ちといううわさがあったのですが、結局出馬しませんでした。その後首相にはなりましたが、何をしたのかわからないうちに終わりました。

 小沢さんも首相になるチャンスがあったのに、思い切ってそのチャンスを掴めませんでした。首相という責務の重さにひるんだのだと思います。

 小泉さんは逆に奇人変人と言われ続けてきました。まさかと言われた郵政選挙を行い大勝利を得ました。また舛添さんは首相に望まれる政治家トップにいたこともあったのですが、自民党から飛び出してすべてを失いました。

 橋下さんも将来の首相候補と言われたのに、今はさっぱりです。大阪府知事大阪市長は維新の会が握るでしょうが、次の地方選挙では間違いなく議会での過半数を大きく割るでしょう。

 橋下さんや舛添さんははしゃぎすぎて自滅してしまいました。石破さんは、ここで勝負に出るべきでした。もちろん党内では干されるでしょう。安倍さんから次はあなただといわれたそうですが、そんな言葉で気持ちを翻すようでは将来はないでしょう。

 加藤の乱不発が加藤さんを終わりに導いたように、石破の乱の不発は石破さんを終わりに導くでしょう。安倍さんの経済政策は保守派の代表の産経新聞からも批判されています。

 昨日書いたように最近の経済統計は日本が再び経済後退へ進んでいることを示しています。どこかの時点で安倍政権の支持率は大きく下がると思います。年末か来年初めには首相交代を求める声が出始めるでしょう。

 安倍外交もすでに行き詰っています。(これについてはまた書きます。)石破さんがダメでもまだまだ政治家は多くいます。おじさんとしては前自民党総裁の谷垣さんあたりが安倍さんの後継として出てくると思います。

 安倍さんの祖父の岸元首相の強引な政策が国内に大きな亀裂をもたらしたので、その次の政権は「寛容と忍耐」をスローガンにした池田政権でした。

 安倍さんの強引な政治の次には穏健な政治が求められと思います。年末にかけて地方知事選やアメリカ議会選挙、消費税値上げ決定など難しい問題が山積みです。すべてうまく行くとも思えません。安倍さんのお手並み拝見といったところです。

 明日は教会です。司式を担当します。