新安倍政権の目指すもの
今日は午前中は雨でしたが、午後から晴れてきました。明日は晴天のようです。今日は午前中はだらだら過ごしましたが、午後からは教会学校の説教の準備をしました。
日銀のこれまでの流れを持続するようです。もちろんおじさんの持ち株はすべて下落です。やはり104円を超えると円安も難しいようです。
今週はこのまま大きな動きはなさそうです。さて今日は今回の安倍政権の方向性について書きます。今安倍政権の課題は二つあります。
国内的には消費税値上げ問題です。今出ているさまざまな経済統計は前回の消費税値上げ後の経済回復が弱いようです。4月~9月までのGDPもそれほど大きなアップはなさそうです。
消費者物価は上がり続けているのに賃金のアップが追い付かず、おまけに8月の天候不順で生鮮食料品が値上がりしています。ブログなどを見ても生活苦を訴えるものが多いです。
このままでいくと世論は消費税値上げ反対が大勢を占めるでしょう。前回の消費税値上げの時は株価も上昇し何となく明るいムードでした。だからこそ消費税値上げに対しても反発が少なかったのです。
しかし、いざ消費税が上がってみると想像以上に生活が苦しくなったのだと思います。それでは安倍さんはどうするのでしょう。今回谷垣さんが党幹事長となったことと関連します。谷垣さんの時代に3党で消費税10%を約束したのです。
国内世論はどうであれ同じ与党の公明党さえ賛成すれば何とかなります。安倍政権が国民の幸せを考えているとはとても思えません。谷垣さんを中心に消費税値上げを画策すると思います。とくに谷垣さんは財務大臣も経験しているのでわかってもらいやすいのでしょう。
たとえ消費税が値上げできなくても、もう一つ今回の党人事には狙いがあります。対中国との関係改善です。保守派の人には我慢ならないでしょうが、安倍政権は明らかに中国との関係改善に乗り出していいます。
消費税問題以上に対中国との関係改善を狙った布陣です。中国側もそれはすぐ気付いたと思います。外交は相手の出したサインを読み取ることから始まります。安倍さんも現状では対中国包囲網を築くことは無理だとさとったのでしょう。
いくら安倍さんが外遊しても、相手国は援助を求めるだけです。日本が援助すれば、対抗上中国も援助してくれます。両方から援助を受けるのが新興国の狙いなのです。
ただ安倍さんは変に原則にこだわるところがあります。もし、また年内に靖国参拝をすればすべてが終わってしまいます。取りあえず安倍さんは中国との関係改善に力を注ぐつもりでしょう。安倍さんというより軍師の菅官房長官の意見かもしれません。
今回の改造で保守派一点張りの内閣からリベラル派や親中派の政治家まで手を広げました。お蔭で石破さんの影が薄くなりました。逆に谷垣さんの存在がクローズアップされました。政治は一寸先は闇というのは本当だと思いました。
明日はのんびり過ごします。