新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

円安・株安をどう見る

今日は一日晴天でした。久しぶりです。午前中はツマクマの買い物のお供です。木曜日に行くことが多かったのですが、昨日の午前中は雨で行きませんでした。

 午後からは録りためた「相棒」などを見ました。その後ツマクマは庭の雑草抜きです。ところで円が久しぶりに105円台になりました。このところ103円を中心に動いていたのですが、今日大きく動きました。

 円安といえば株高が定着していたので、寄り付きは100円以上の買いが入ったのですが、じわじわと値を下げて結局7円くらの安値引けでした。

 これまでになかった相場展開です。もちろんこれまでずっと値を上げてきたので利益確定売りがでたともいえるでしょう。しかし、久しぶりの105円台ですから、値を上げてよかったはずです。

 予想では週明けに値上がりするだろうということです。問題は前場高かったのに売りがでたことです。そもそも円安イコール株高というのは、円安になれば輸出に有利に働くと考えられているからです。

 しかし、この1年半でこの構図が崩れてきています。円安になってもそれほど輸出が増えないのです・日銀や政府が考えた以上に企業の海外進出が進んでいたのです。

 すでに各種の経済指標がそれを示したいます。逆に円安が日本経済や家計に大きな打撃を与えることもわかってきました。円安になれば輸入価格が円換算で上昇します。一番大きな影響を受ける原油天然ガスの価格が上昇します。

 それはそのまま電気料金やトラックなどの輸送費の上昇に跳ね返ります。当然企業業績にも影響を与えるでしょう。最近では円安の弊害が庶民にもわかってきました。今日の相場を見ても輸出産業の株価が大きく上がったわけではありません。

 おじさんの持ち株でも建設株は下落、電機株も上がったものと下がったものがあります。そもそも、商い上位の株を見ても輸出産業の株でなく、聞いたこともないFXの会社が出来高トップです。それに将来性が見込めない繊維株も出来高上位にでています。

 大量に売り買いしてわずかな値動きで利益を出しているのでしょう。中国企業が株式をもっているラオックスなども上位にでています。今は使う人の少ないミシンを製造する会社も上位にでています。

 サイトを見ると年末には日経平均が17000円台まで行くと書いている人もいます。消費税値上げと金融緩和を同時に行うと書く人もいます。

 日銀総裁が断固消費税値上げを主張しているのですから、消費税値上げは既定の路線でしょう。今回以上に国民生活への影響は大きいでしょう。

 最悪のシナリオは円安による物価高、企業の賃金値上げの停止、消費税10%、株安、消費の減退です。こうして安倍さんの経済政策は終焉を迎えるかもしれません。

 これに原発再稼働と続くのでしょう。そうなっても国民は安倍政権を支持するのでしょうね。踏まれても蹴られても我慢強い国民ですから。

 明日は雨の予想なので家で過ごします。