今日発表の経済指標から見えてくるもの
今日は一日晴天でした。ただ秋らしくさわやかな一日でした。今日は昨日書いたようにツマクマの所用のお供で一日終わりました。
日経平均は30円ちょい高だったようです。おじさんの持ち株の建設株が年初来高値を更新していました。電機株の一つも値上がりしていました。景気回復を狙って公共事業拡大があると見ているのでしょう。
ところでブログのサイトでも週刊誌でもアベノミックスが失敗だったと報じ始めています。今日発表の経済指標も景気が政府の主張するほどよくないことを示しています。
GDPについても前回の速報値が6.8%減だったのに対して実際は7.1%の減少でした。その原因は企業の設備投資が5.1%も減少したのです。もし安倍さんがいうように、これから景気が回復するのなら、企業は設備投資を増やすはずです。
それと関連して、個人消費が減少しています。企業の判断としては、消費税引き上げ後消費が減少し、その回復は短期間では難しいと考えたのでしょう。
これまでの統計でも消費税値上げや円安による物価上昇に比べて給与の伸びがないようです。確かに夏のボーナスはアップしましたが、景気低迷が予想されるところから、企業は冬のボーナスを大幅アップする可能性は低いと思います。
来年のベースアップも難しいでしょう。雇用改善も非正規社員や契約社員の増加です。時給が1000円のところも都会ではあるようです。しかし、時給1000円として1日8000円です。25日働いても20万円です。
年収で240万円しかなりません。もちろん、これから税金や健康保険料、年金料を払ったら手元には15万円くらいしか残りません。これでアパートなどに住んでいたら生きていくのがやっとです。
このような非正規社員や年金生活者などは消費税引き上げと円安で相当困っています。11月には4月~9月までのGDPが発表されるようです。このところ発表されている経済指標からは、政府が期待するような値は出そうにありません。
8月については天候不順を理由にしそうです。今の自民党の布陣では消費税引き上げは既定の路線でしょう。そうなれば、来年の景気はさらに落ち込むと思います。数年で消費税が5%も上がるのです。もし年金や給与が上がらなければ手取りが5%ダウンするようなものです。
これに対抗する一番の方法は簡単です。5%消費税が上がるなら、消費を5%落とせばよいのです。上に政策あれば下に対策ありです。節約こそが、安倍政権に対する一番の反抗なのです。
消費税が10%になっても国民はまだ安倍政権を支持するのでしょうか。反安倍政権のおじさんには、踏まれても蹴られて安倍政権を支持する方々の気持ちが分かりません。
明日は庭の整備をする予定です。