新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

相場はどうなるー為替と株式

昨日のアメリカ株式相場は100ドル以上の下げだったようです。円相場は108円台まで円高が進んでいます。為替相場と株式相場はどうなるのか考えてみたいと思います。

 短期的には円安傾向は一服すると思います。105円から102円台で春から来ていたのに、9月に入って急速な円安が進みました。円安というよりドル高といった方がいいでしょう。

 アメリカの出口政策が具体化して来年には金利引き上げが実現しそうです。アメリカ以外のEU諸国も日本も金融緩和を進めています。その中でアメリカだけが金利を引き上げるという予想なのです。

 EUなどは金融緩和に踏み切ったばかりです。日本も依然景気低迷状態です。こんな中でアメリカだけが景気回復し金利引き上げを考えているのです。

 そうなればドル高は結構続くでしょう。しかし、短期的には余りに早く円安が進んだので警戒感が強まっています。たぶん短期的には107円台までくらい円高が進むでしょう。

 このまま110円台を突破するようだと日本政府の為替介入があるかもしれないからです。投資家も取りあえずこのあたりで利益確定をしたいところです。投資家の間にも警戒感がでているでしょう。

 そうなると株式市況も一服といったところです。外国人投資家の買いと日本人投資家の売りが今回の相場の特徴だそうです。年初に買った投資家はやっと利益が出たところで売りに転じているのでしょう。

 外国人投資家は円安株高を狙って仕掛けています。外国人投資家も円安がそんなに続かないと思っています。ですから、どこか潮目を見て一気に売りに転じる可能性があります。

 アメリカの株価が大きく下げたこともきっかけになるかもしれません。外国人投資家も円安が急速に進んだ割には株式相場の値上がりが小さいと感じているようです。それに日本人投資家の買いが弱いことも感じていると思います。

 円が対ドルで1円近く安くなったのに、値上がりは100円台です。すでに日本の株式相場が円安に反応しなくなっていることに外国人投資家は気付いていると思います。

 円安になれば外国人投資家は保有株の差損が出ます。差損以上に株式相場が上がらなければ外国人投資家は売りに出るでしょう。

 年末まで大きな下げが予想されます。案外近い将来15000円割れまで行く可能性があります。今後の大きな政治テーマは消費税引き上げです。巷の意見は引き上げ延期ですが、そうなれば日銀総裁財務大臣の責任問題になります。

 8%引き上げの時はおじさんも仕方ないかと思ったのですが、年金生活の身には3%の消費税引き上げはこたえます。今後さらに消費税引き上げということになるとさらに消費を控えねばなりません。

 日銀や政府がインフレ狙いで来るなら年金生活者は消費削減で対抗しなければなりません。それで政府・日銀のインフレ政策に対抗しましょう。家にはいやになるほど物があるのですから、食料品と衣類以外絶対買わなければならないものはありませんから。

 明日の株式相場が注目されます。おじさんの予想では100円近い下げだと思います。