新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

さまざまな定年後

今日の日経平均は大幅安でした。昨日は値上がりしたので、今日も上がるかと期待したのですが、140円近い下げでした。おかげでおじさんの持ち株もほとんど値下がりです。アメリカの市場が下げたので仕方ないところです。

 さて今日はおじさんの身近な人々がどのような定年後の生活を送っているかについて書きます。まずおじさんの身内から書きます。

 おじさんの二人の兄は民間企業に勤務しました。長兄はメーカーの課長で終わりました。その後子会社の勤務を終えて今は地域の老人会や町内会連合などのボランティア活動をしています。総務畑が長かったので、書類作りや役所との交渉に力を発揮しているようです。

 ちなみに長兄は今年で古希を迎えます。次兄は専門商社の取締役で終わりました。やはり子会社勤務を経て今は悠悠自適の生活をしています。ある会社の顧問を頼まれているようなので、時々その仕事をしています。8年ほど前に奥さんをなくし、子供との同居も断って別のところに住んでいます。

 おじさんは、38年公立高校の教師をし、定年後3年間中国の大学で日本語を教え、その後特殊法人の学校で2年間教えました。今年から家庭の事情で家にいます。暇を持て余すかと思ったのですが、家事の手伝いなどをするとあっという間に一日終わります。

 その間神学部の科目履修生になったり、大学院の科目履修生になったりしました。神学部では組織神学と旧約聖書神学を大学院では日本経済論と環境考古学を勉強しました。

 弟は自衛隊の事務官で地方機関の課長を最後に退職しました。奥さんが看護婦さんとして働いているので、定年後は何もせず家事手伝いをしています。ただおじさんと同じように何かを学びたいようで、単位制高校で簿記とコンピューターを学んでいるようです。弟は元々商学部の卒業生なのです。

 義弟もなかなかユニークな定年後の生活を送っています。国立大学農学部を卒業後製薬関係の仕事をしていました。定年前に退職し別の外資系の会社で勤務し、そこも退職しました。

 そして全く別の家庭裁判所の調停委員になったのです。もともと温和な方なのでふさわしいと思います。すでに3年近くなるので、週に3日くらい出かけているようです。

 離婚調停を中心に相続問題などの調停を担当しているようです。おじさんも定年前は定年後何をしようか、毎日が日曜日だったら退屈するだろうなと思いました。

 しかし、何とかなるものです。おじさんは今年完全に引退しましたが、もし家庭の事情がなかったら、以前勤務した学校に勤めていたと思います。運命は不思議なもので、さまざまな世界が準備されているようです。ただいえることは、黙って待っていても何も起こりません。

 自ら飛び込んでみて初めて世界が開けるものだと思いました。明日はツマクマの所用で忙しいです。