新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

今日の株式相場から考えること

先日週明けは株価が上がるだろうと書いた通り日経平均は180円ちょいの値上がりでした。先週大幅に下落したので、当然戻しがあると思っていました。円安が109円台まで進みアメリカの株式相場も大幅上昇だったので日曜日から予想されていました。

 もしかしたら200円以上の値上がりがあるかもと思っていたのですが、それほどの値上がりではありませんでした。おじさんの持ち株の電機株が大幅高でした。

 年末にかけてどう動くか予想不可能です。とくに消費税引き上げの動向が注目されます。もし消費税が上げるようだと個人消費が来年大きく落ち込むのは当然です。2年程度で5%も税金が上がるのですから大変です。

 どう考えても給与が来年5%も上がるとは思えません。そんな余裕は企業にないと思います。仮に賃上げがあったとしても大企業それも製造業だけでしょう。

 先日発表された経済指標でも大企業の非製造業や中小企業は先行き不調だと考えています。今日発表された世論調査でも消費税引き上げ反対が圧倒的多数です。

 世論調査政権ともいわれる安倍政権にとってこのまま強引に消費税引き上げをやれば、支持率が下手をすると30%台まで落ち込むことを心配しています。

 前回の引き上げの時は世論調査でも結構社会保障費に充てるためには仕方がないという意見が大半でした。年金受給者もそう考えて引き上げを支持したのです。

 ところが今回は円安による値上がりの上に消費税引き上げ分が加わって相当家計に負担になっています。
問題はもし引き上げなかった場合です。

 消費税引き上げ賛成派の意見は、もし引き上げなければ国際的な信用をなくし、さらなる円安が進むと考えています。また引き上げを先に延ばせば延ばすほど財政赤字の改善が進みません。

 海外の投資家の動向も気になります。今の株式市況を動かしているのは海外の投資家です。海外の投資家はドライなので日本人の生活がどうなろうと利益が得られればそれでよいのです。

 もし消費税引き上げ延期となった時、日本政府の判断を見て日本は将来財政破たんの可能性があるとして、一斉に日本株の売りに出たら大変な下げになります。

 海外の投資家は何回かの株価の下落と上昇で相当利益を上げているはずです。おじさんも今年の最安値近くで電機株を買いました。今では1000株で10万近い利益が出ています。

 おじさんのような素人でも安値の判断がつけば短期で利益を上げることができるのです。海外の投資家も様子見だと思います。彼らは決定以前に売るか買うかをしています。決定が出てから行動するのでは遅いからです。

 おじさんも判断に迷っています。消費税引き上げが株式相場にどのような影響を与えるかです。もし消費税引き上げを実施するにしても、延期するにしても株式相場が下落するなら今見切り売りをしなければなりません。

 おじさんのイメージでは今日の相場も戻り方は弱い気がします。円安が109円台まできたのに日経平均で16000円台まで戻せなかったからです。

 取り合えずNISAで買った電機株だけは年内に決着をつけようと思っています。それ以外に利益の出ている株もあるのですが他の株はぎりぎりまで保有するつもりです。

 上げ100日下げ3日という株の格言もあります。下げるとあっという間に14000円台まできます。とにかく判断の難しい相場展開です。

 明日も忙しいです。