「神学校日」についてー神学校の話
昨日はツマクマのお供などで忙しくてブログを書けませんでした。今日は日曜日なので教会に行きました。今日は「神学校日」なのでそれについて書きます。
面接官にしてもなぜ神学部なのかという疑問から話題が盛り上がるからでしょう。これが経済とか法学だと特段珍しくもないので、学部のことが話題になったりしないでしょう。神学部から民間企業というコースは意外性があるので、試験官の興味を引くのかもしれません。
これでボランティア活動や伝道活動の苦労など語れば、結構受けるかもしれません。企業は結構入社するメンバーの一人くらい意外な経歴の持ち主を入れたりするのです。
ぜんざいに塩をちょっと入れると甘さが引き立つのと同じです。おじさんの息子の鉄鋼メーカーの同期入社のメンバーに私立大学文学部の地理学科の人がいました。また別の会社では人事要員として国立大学の教育学部(教員養成でない方)の卒業生を入れたりするそうです。
話は本題からそれましたが、専門学校として異色なのが夜間の神学校です。日本聖書神学校です。ここは夜間4年制です。東京のど真ん中にあります。夜間だし東京にあるので働きながら学ぶことができます。この神学校は大学卒業が基本資格です。
また農村伝道神学校というのもあります。かって日本には多くの農村があったので、農村での伝道を目的としたのです。ここは社会的な問題も講義で取り上げています。4年制です。
さらに同じ教団神学校でありながら、教派性を残している神学校もあります。日本キリスト教団はさまざまな会派が合同してできたものです。その中に、ホーリネスという教派を中心としています。東京聖書学校といいます。やはり4年制です。
牧師になるには、以上書いた神学校を卒業して牧師試験を受けるか、他の神学部を卒業して牧師試験をうけるかします。ただ例外的に検定試験を受けて牧師になることもできます。(3年コースは標準です。)
ただ医者は医者の試験の合格すれば皆同じですが、牧師の場合まず牧師試験に合格すると補教師となり、その後経験を積んで正教師の試験を受けるのです。
補教師と正教師の違いは洗礼を授けたり、聖餐を行ったりできるかどうかです。補教師の場合、これができないのです。ただこの教師を2種類に分けることについては不満を持つ人たちもいます。
日本キリスト教団では2種教職問題として、毎回教団総会などで問題になります。おじさんは教職に2種あってもいいと思うのですが。
今日は教団の神学校と教職制度について書きました。興味のないかたも多いと思いますが、あなたの知らない不思議なキリスト教の世界なので書いてみました。
明日は台風のようなので、家で過ごします。