新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

世界経済をどう見るか

昨日はツマクマの所用のお手伝いで午後忙しくてブログが書けませんでした。今日は株式相場は上がると見たのですが、実際は200円ちょいの値下がりでした。

 ここまで下げてくるとは思いませんでした。もちろん持ち株のほとんどが値下がりです。9月の高値で買った人はすでに相当な含み損がでていると思います。

 またここまで下げると思わず自律反発を期待して今週初めに買った人も大きく損をしているでしょう。アベノミックスも今では失敗だったというのが国民全体の総意です。今の状況でとても消費税引き上げなど言い出せない状態です。

 とは言っても安倍さんの高支持率をしても消費税引き上げができないとなるとたぶん将来にわたって消費税引き上げは難しいでしょう。引き上げを延期するといっても今の状況では景気回復がいつになるか全く不明です。

 それは、グローバル化した現代社会において一国だけが好景気というわけにはいかないからです。とくに日本のような貿易によって成り立っている国の場合特にそうです。

 と言ってもアメリカは好景気ではないかという意見もあります。しかし、アメリカと言っても貿易で成り立っている部分もあります。ですから円安にしても、あまりなドル高は認められないという意見もでるのです。

 もちろんアメリカ以外の国は総崩れです。EU諸国の牽引車であったドイツの経済見通しが暗そうです。ドイツの場合、中国との関係が深いので中国経済がダウンするともろに影響をうけます。(西安のタクシーはすべてフォルクスですし、中国の警察車の大部分もそうです。)

 中国経済がダウンすると日本にも影響が出ます。また中国が大量に購入していた資源も売れなくなります。住商アメリカのシェルガスで大損を出しましたが、、それ以外の資源に投資している商社は損失を被るでしょう。世界的な景気後退で資源輸出国の経済も悪くなります。

 景気後退の影響でおじさんの持ち株の船会社の株価も年初来安値を更新しています。(今日はちょっと上がりました。)資源輸出国の経済が悪くなれば当然先進国特に日本などの製品の売れ行きが悪くなります。

 日本に目を向ければ今回の株安で株を持っていた人は損失を出しているので、デパートなどの売れ行きも悪くなります。消費税引き上げは間違いなく延期になると思いますが、そうなれば消費税引き上げを当てにしていた予算も大幅減少を余儀なくされるでしょう。

 この景気後退は来年も続きそうです。高株価を背景に支持率が上げてきた安倍政権もだんだん支持が低下するはずです。今日の世論調査でも50%割れをしたようです。まあ今回の大臣それも目玉の女子大臣が次々に問題を起こすのですから仕方ありません。

 投資家であるおじさんとしては証券界のいう年末に日経平均が2万円を目指すなどというたわごとを信じず機会を見て持ち株を整理するつもりです。そういえば証券界の雄野村ホールディングスは年初来安値をつけていました。

 ここの株価は去年は900円台まで、今年も800円台まで行ったのですが、今は500円台です。これが現在の株式市況をよく象徴しています。

 明日は家事手伝いで忙しいです。ブログをお休みするかもしれません。