安倍政権の行方に暗雲
今日は午前中から家事手伝いで忙しかったのですが、ちょと暇ができたのでブログを書いています。安倍政権は内閣改造まで万全だったのですが、内閣改造後問題だらけです。
去年はアベノミックスで円安株高を演出し、支持率を上げました。また閣僚もそれなりにきちんとやっていたので、問題も起きませんでした。仕上げは消費税引き上げでここまでは順風満帆でした。
第一次安倍内閣では閣僚がぼろぼろ辞任してすっかり人気を落としたものです。改造前の内閣はおじさんもさすがと思うほど閣僚のガードが固く野党の付け入る隙もありませんでした。
おまけに与党にすりよる野党も結構ありました。しかし、維新の会の求心力も内部分裂で弱まり、みんなの党も結局分裂してしまいました。
ところが年末まで好調だった株価が下落しました。9月に入って戻しましたが、10月に入って大幅下落です。去年はアメリカも景気回復基調だったので、円安を容認できました。またEUも中国もそれなりに経済がしっかりしていたのです。
ここまでは安倍政権も順調でした。株価回復を背景に保守政権らしい安全保障について次々に政策変更をしてきました。いよいよ次の総選挙後は憲法改正へと進むところで好事魔多しで突然すべてが逆回転し始めたのです。
去年は安全保障に力を入れたので、今年のテーマは地方再生と女性問題でした。確かに狙いは良かったのですが、政権の求心力となるはずの経済が予想外の落ち込みを見せ始めました。
アベノミックスはマネタリストの側面とリフレ派の側面があります。こちらはお金をどんどん市場に流出させて景気回復を狙う考えです。またインフレを起こすためにも大胆な金融緩和が必要だと考えたのです。
しかし、こちらの歯車も逆回転しています。異次元の金融緩和を銘打ったのですから、少々株価が下がっても経済指標が悪くなっても再度の金融緩和は難しいのです。これまでの金融緩和が小出しにしすぎたから効果がなかったと主張したのに、今回また再度の金融緩和では話が違うじゃないかということになります。
これまでの安倍政権の壁は消費税引き上げ問題でした。保守系マスコミも消費税引き上げに反対しています。こちらはまだ経済情勢を理由に政策変更をすることも可能です。
しかし、小渕大臣をはじめ女性大臣を起用したのにひんしゅくを買うことばかりしています。大臣になりたかった、また大臣になれるはずだったのに男性議員というだけで大臣になれなかった議員も多いのです。
これまでの経過を見ると大臣になった女性議員には本当に資格があるのか、ただ女性を重用しているというポーズだけではないのかと思われる議員もいます。
安倍さんの特技の政権投げ出しが年末にも起こるかもしれませんね。明日は教会です。