イスラム国に対するトルコの立場
今日の株式相場は昨日の下げをほぼ埋めてしまいました。このところ毎日株式相場は嵐のような状態です。年末にかけてどうなるのか全く先が見えません。
以前売りそこなったので、今度目標の値段まで来たらいくつかの株式を処分しようと思っています。そういえば、4月~9月の貿易収支の赤字が過去最高になったと報じていました。
世界的な景気後退が続く中、日本経済だけが安泰とはいかないでしょう。ところで今日は珍しく中東情勢について書きます。今問題になっているイスラム国問題のカギをトルコが握っていると思うからです。
さらに言えば軍隊の能力も中東一と言えます。ご存じの方は少ないと思いますが、朝鮮戦争の時国連軍としてトルコ軍が参加しました。中東のほとんどの国の軍隊が国内向けなのに対して、トルコ軍は対外戦争もできるレベルです。
装備も結構充実しているし、武器の国産化もしています。つまり、もし中東諸国の中で本気でイスラム国を倒そうとするなら、トルコが最適です。とくにアメリカなどは地上軍の派遣をいやがっていますが、トルコ陸軍がイスラム国掃討に乗り出すなら、イスラム国はあっという間に崩壊するでしょう。
クルド人はトルコを含む中東全体に住んでいます。とくにトルコはクルド独立運動に苦しめられてきたのです。いわば仇敵ともいえる相手です。もしイスラム国掃討に協力すれば、クルド人の力が増加することになります。
イスラム国がクルド人を痛めつければクルド人勢力が弱まることになります。しかし、イスラム国の増大を見過ごしことはできません。世界中からイスラム国は非難されているのです。イスラム国の暴虐な行動を見過ごせば世界中から非難されるでしょう。
そこまで今は気が回らないのかもしれませんね。明日の株式相場が気になります。