日銀の追加の金融緩和の波紋
今日は一日外に出ていたので、家に帰ってサイトを見てびっくりしました。後場日銀が金融緩和の追加を発表してのを受けて日経平均が750円ちょいの値上がりだったのです。
朝10時に見た時は100円レベルの値上がりだったのです。サイトを見ても後場2時頃日銀の追加緩和の発表で一気に買い進められたようです。
前回の異次元金融緩和に続いて2回目のサープライズです。ただこのまま一気に株価が値上がりするとも思えません。当然ある水準に到達すれば利確の売りがでるでしょう。
おじさんの持ち株も今日の値上がりでもまだ目標値に届かないので持続です。しかし、今回のサプライズとでも言うべき追加の金融緩和で材料出尽くしとでも言うべき状況になりました。
サプライズは一種の奇襲です。予想外のところに効果があるのです。一度やるとそうそう何度もできることではありません。時局全体を動かすことはできないのです。
それで消費税引き上げの露払いとしてまず日銀が動いたとも考えられます。追加緩和を実施したのに消費税引き上げはしませんでは通らないでしょう。日銀がここまでやって株価を引き上げ安倍さんを応援したのに、引き上げないという選択はないと思います。
日銀と財務省はツウか―なので、政局が引き上げ延期に傾きつつあるのを見て追加緩和に踏み切ったのでしょう。それ以外には考えられません。
ただ世界的な景気後退は事実です。それに追加緩和をしても恩恵を被るのは大企業だけです。中小企業や庶民には何の関係もありません。いくら低利でお金が借りれても、将来の不安からお金を借りてまで事業を広げる動きは少ないでしょう。金利が下がったからと言って家や車がどんどん売れるわけではありません。
この後消費税引き上げが間違いなく来ることがわかっているからです。前回以上に消費税引き上げ後の消費の落ち込みがあるでしょう。
アメリカが金融緩和を終わりにする政策をとっています。逆に日本は追加の金融緩和をやるのですから間違いなく円安が進むでしょう。円安で被害を被る中小企業や庶民より、財務省や安倍政権を助けるのが今回の政策です。
以前おじさんは今の政治状況では消費税引き上げはないだろうと書きましたが、まさか日銀がこの時点で追加の金融緩和をするとは思いませんでした。
ただ今回の追加の金融緩和で将来出口政策つまり金融緩和の終了が難しくなりました。消費税引き上げで間違いなく景気は後退するでしょう。そうなれば金融緩和をますますやめにくくなります。しかし、それが長引けば長引くほどその後の後遺症も深刻です。
金融緩和終了の時相当な痛みを国民にもたらすでしょう。まあその頃までおじさんが生きているかどうか分かりませんが。明日も忙しいです。