新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

召天者記念礼拝がありました。

今日は日曜日なので教会でした。今日は礼拝の後墓前礼拝があってその後長老会(役員会)があって、夕方から息子が東京から帰省したので、今頃ブログを書いています。

 今日は日本キリスト教団制定の召天者記念礼拝の日です。召天者とは亡くなった方のことです。教会では人は亡くなると神様のもとに帰ると考えるのです。

 召天と同音異語に昇天という言葉があります。一番最初「しょうてん」という言葉を聞いた時まず「昇天」という言葉を思いつきました。この言葉は地上での生活を終えて天に帰っていくというイメージがあります。

 しかし、「召天」だと、地上の使命を終えて、また神様の国に召し戻されるという意味になります。この言葉の方がキリスト者としての人生に相応しいと思います。

 生まれる時も神様から何かの使命を与えられてこの世(地上の世界)に来るということになります。ミッションという英語がまさに「使命」という意味です。タレントの語源は聖書に出てくる「タラント」という言葉です。「タラント」はお金の単位です。

 聖書によれば、人は皆タラント(タレント・・才能能力)を与えられており、それを十分に使うことが神様の御心にかなうのだというのです。

 以前書いたようにキリスト教では死は終わりでなく、いつの日か復活するのだという考えです。ままこれ以上詳しくなると神学の分野になるのでこの辺でやめておきます。

 日本ではお彼岸やお盆があってその日に墓参りに行きます。それと同じようにキリスト教で定まったお参りの日はイースターと召天日記念礼拝の日なのです。この時にはお墓に葬られている人の関係者だけでなく、教会の人たちも墓地へお参りに行きます。

 教会墓地の前で讃美歌を歌い牧師さんの説教を聞くのです。教会での礼拝も召天者のための礼拝がなされます。と言っても普段の礼拝と同じ内容ですが、説教の内容だけが召天者記念に相応しい内容になるのです。

 日本の法事に該当するのは故人の記念会として行われます。日本だと1周忌、3回忌などと一定の年次に行いますが、教会ではそのような決まりはありません。普通は1年経過したところで記念会をし、あとは5年とか10年に行います。

 仏教の場合はさまざまな行事がありますが、キリスト教の場合はそんな細かい規定はありません。キリスト教の葬儀や死後の行事については余り知られていないので書いてみました。

 明日も息子と一緒にあちこち行きます。