国際化が最も進んだ組織
今日は新聞を見ていて驚いたことについて書きます。その組織の幹部相当のメンバーのなんと40%近くが外国人なのです。
と言っても結構古い伝統のある組織です。商社ではありません。幹部と言っても実際の経営をしているのは日本人がほとんどです。
現場の幹部と言ってもいいでしょう。トップスリーは全て外国人です。この組織では外国人がいなければ成り立たないといっても過言ではないでしょう。
外国人の出身地も以前はアメリカが中心だったのですが、今はアジアを中心にヨーロッパから中東、南アメリカまで広がっています。この組織は100%実力主義です。以前不正な取引があって組織全体が危機的な状況に陥ったのです。ですから今では実力のみの世界です。
相撲は国技と言われ、その歴史は上代にまでさかのぼります。おじさんも平安時代末期の今昔物語集で相撲取りのことを読んだことがあります。学生(「がくしょう」と読んで大学寮の生徒です。)と相撲取りが町でけんかになった話です。
外国人力士が横綱を独占していますので、早く日本人の力士が出てきたらとも思います。日本語は難しいと言われますが、外国人のお相撲さんは日本語学校に行かないのに日本語をマスターしています。逆に言えば相撲取りになるための必須条件が日本語習得でしょう。
モンゴル出身者は知っていましたが、エジプト・ブラジル出身者までは知りませんでした。意外なことに中国の力士は一人です。それも名前から見て内モンゴルの出身だと思います。
裸になってマワシをしめるという競技の性格上人前で裸になるのを嫌がる中国人には相撲は向かないのかもしれません。ヨーロッパ出身力士は逆にいます。ヨーロッパでは裸になって太陽を浴びる習慣があるからかもしれません。
東南アジアやイスラム圏も少ないです。イランなどは重量挙げで有名ですから、力自慢はいると思うのですが、やはり裸でマワシというのは受け入れられないのかもしれません。
国技つまり国を代表する競技でありながら、国際化が一番進んでいるというのも面白いです。明日は日曜日なので教会です。