新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

家訓について

以前サイトを見ていたらお父さんと一緒に風呂に入る子は頭がよくなるとありました。また朝食を食べてくる子は成績が良いという結果も見たことがありま
 
 今日は政治経済についてでなく、家訓についてです。家訓というと少し大げさですが、家で大事にしている考えた方(価値観)くらいに考えてもらって結構です。

 おじさんが育った実家の家訓は「陰険なことはするな」「時間を守れ」です。この二つは何となく今でも覚えています。母子家庭(父親とは小一の時死別)だったので、長男が言い出したのかもしれません。男兄弟だったので、「陰険(卑怯)なことはするな」となったのかもしれません。

 母から聞いた父に関する逸話でも父親は義に感じるところがあったようです。この逸話は兄弟全員が60歳を超えた今でも語り継がれてえいます。

 おじさんが家庭をもってからの家訓は「知は力なり」と「物より思い出」です。前の言葉はある欧米の哲学者の言葉です。時給を考えていただければすぐ分かります。一番単純な労働ですと時給は700円程度です。高校の非常勤講師だと2500円くらいです。これが大学講師になれば時給5000円です。医者となれば時給は最低でも1万円、少し上級の医者だと2万~5万でしょう。

 ことほど左様に知識は力になるのです。今日の中心は「物より思い出」です。大人にとって時間はお金と同じからそれ以上に貴重です。物はお金で買えますが時間はお金で買うのは難しいです。

 思い出は時間です。子供の頃に親と一緒に行った思い出は一生のものです。小一の時死んだ父親の思い出はほんの少しです。超多忙な(大手企業の営業マン)父親と一緒に家族で行った遊園地のことは今でも覚えています。60年以上前の出来事なのにです。

 娘たちにもそのことは言ってあります。次女も良くそのことは分かっています。(長女には子供がいません。)単身赴任の娘婿も何かイベントがあると必ず帰ってきます。(運動会・文化祭など)

 娘婿も思い出の大切さがわかっているのです。先に書いたように、物はお金を出せばいつでも買えます。しかし、子供時代はすぐに終わってしまいます。時間的な余裕ができたからと言って、大きくなっての思い出つくりはできません。

 おじさんも孫が来た時、公園に連れて行きます。おじいさんと一緒に公園で遊んだ思い出は一生忘れないでしょう。長男の結婚式にも孫が来ていました。記念写真の時、最大限おしゃまな表情をして写っていました。本人もこれが大事な結婚式だと理解しているのでしょう。

 伯父さんに当たる長男の結婚式に出たという思いでは一生忘れないでしょう。忙しい現代だからこそ、物より思い出なのです。

 明日も忙しいです。