牧師の老後ー謝恩日でした。
今日は日曜日なので教会に行きました。今日は謝恩日と幼児祝福式がありました。幼児祝福式については以前書いたので、今日は謝恩日について書きます。
ところで牧師の老後はどんな様子なのでしょうか。サラリーマンや公務員の老後はイメージしやすいのですが、牧師の老後についてはイメージしにくいですね。
サラリーマンの場合、老後に厚生年金を受給し、大企業サラリーマンなどの場合企業年金があります。牧師の場合も基本的には厚生年金です。牧師の社会保険は教会が牧師を雇用する形をとるので、教会が社会保険の半分を負担し、牧師個人が残りを負担します。
牧師が老後にもらえる厚生年金はサラリーマンと同じで在職中にもらっている謝儀(給与)次第です。牧師の謝儀は教会の規模次第です。都会の大教会の場合謝儀も多いのでもらえる厚生年金も多いです。
また教会付属の幼稚園などの園長を兼ねたりすると私学共済からも年金が出ます。もちろん牧師になる前に企業に勤務したりするとそちらからも年金がでます。
牧師の場合普通70歳くらいまで在職します。牧師は高校卒業後すぐ神学校へ行く人は比較的少ないです。定年後あるいは企業などを退職して神学校に入りなおす人の方が多いです。
牧師の謝儀は公立高校の教員の給与水準を基本にするようにという教団からの通知を見たことがあります。ところで企業年金に相当するのが教団の年金です。この年金は牧師の在職年数にあわせて給付されます。
教団も高齢化が進んで年金の財源も厳しいようです。ところで老後を支えるもう一つに退職金があります。退職金の規定は教会によって違います。おじさんの教会の場合1年勤務すると給与1月分を退職金として出すことになっています。
ですから長く在職すると退職金も多くなります。たぶん他の教会も同じ規定だと思います。そうなると謝儀の多い教会に在職すると退職金も多くなります。
企業も大企業だと待遇がよく中小企業だと待遇が余りよくないのと同様です。もちろん誰でも大教会の牧師になれるわけでもないし、大教会はそれなりの難しさがあると思います。
今日は余り知られていない牧師の老後について書きました。明日は孫たちが来ます。