株価の変動要因
きょうの株式市況は久しぶりに下げました。まあ安倍政権としては株価の高値を維持したいところでしょうが、相場は相場の論理があるのでそううまくはいきません。
本当はもう少し前に下げて良かったのですが、年金などの買いかそれを期待する投資家の買い意欲が強くて買われていましたが、株価はとうとう下げました。
さまざまな経済指標が示す通り株価と実態経済が大きくかい離しています。この次の株式市況の大きな変化は総選挙終了後でしょう。と言っても総選挙前に議席予想が出るので、その結果次第で動くでしょう。
特に海外の投資家はそれに注目していると思います。円安も一気に対ドル120円まで行くかと思ったのですが、意外と120円の壁は厚いようです。
120円を超えると今度は130円まで一気に行くでしょう。確か小泉さんの頃145円くらいまで円安が進んだことがありました。この時おじさんは手持ちのドル債券を売ったのでよく覚えています。
今総選挙の前なので政府もこれ以上の円安を防いでいるのかもしれません。世情ではアベノミックスの恩恵を受けていないという意見が多いからです。
取りあえずこれから年末にかけての株式相場変動の最大の要因は総選挙でしょう。今のところ、前回の総選挙の時のように自民党の大勝と相場は見ていないようです。また大勝しても相場自身にとってこれまでの政策が進むだけで大きな変化はないのです。
前回の総選挙の時は安倍政権ができると大幅な金融緩和が期待されるというので、総選挙前から株式が買い進まれました。今回はすでに相当株価の水準が上がっているので総選挙の結果が良くてもそれほど変化はないでしょう。
円安も一気に110円台まで行くでしょう。なぜなら自公連立政権の力が弱まれば今まで通りのアベノミックスを続けることが難しくなります。
しかし、60議席減ともなれば、一気に14000円台まで下落する可能性があります。このところ上げ幅も二ケタ台で今日はとうとう下げてしまいました。前回の総選挙の時にはなかった現象です。
確かに株価は上がっていますが、年内20000円台まで行くと言われた割には上げ幅が小さいです。今回の総選挙の結果がどう出るか注目されるところです。
もちろんおじさんは自公両党の議席が減るリスクもあるので、もう少しで目標値に到達株から整理していくつもりです。