新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

教会運営についてー長老会を中心に

今日は日曜日なので教会です。今は待降節と言ってイエスキリストの降誕を待ち望む時です。11月30日に始まって12月14日までです。今年のクリスマスは12月21日です。12月24日はクリスマスイブ礼拝です。

 さて今日は第一主日なので恒例の長老会がありました。おじさんは家庭の事情で欠席しました。教会によっては役員会とか執事会と呼ぶところもあります。おじさんの教会でも以前は役員会と呼んでいました。

 教会はそれぞれ設立理念があります。教派と言ってもいいです。メソジストとかバプテストなどがその例です。おじさんの教会は以前書いたように開拓伝道の教会です。

 初代の牧師が何もないところから始めたものです。ですから日本キリスト教団には設立当初から所属していましたが、だからと言って特定の教派には属していませんでした。

 教会設立後ある程度期間が経過して教会の将来的な理念として改革長老派の信仰を教会の信仰とすることになりました。改革長老派という名前の通り教会運営を長老が担うことになりました。

 それまでは牧師と役員で役員会を構成していましたが、改革長老派を理念とすることで役員という呼称を長老と変えることにしたのです。

 必然的に役員会も長老会と呼ぶことになりました。牧師と役員という分類も宣教長老と治会長老ということになります。宣教長老は牧師で宣教を担当し治会長老は牧師を支えて教会運営(教会を治める)を担当するということになります。

 長老ではっきりした役割を担当するのが財務担当長老と書記担当長老です。財務は主として教会の通常会計を担当します。収入は献金です。礼拝献金と月定献金が中心です。礼拝献金は礼拝時にささげられるものです。月定献金は教会員が月にいくら献金すると年度当初決めてそれに基づいて献金するものです。

 あとは感謝献金(結婚記念日や誕生日など)や特別献金(教会外の方の献金)とイースタ・夏期・クリスマスなどの献金です。特別会計として会堂墓地維持管理会計などがあります。これは別の長老が担当しています。

 支出は牧師への謝儀と社会保険負担が一番大きくあとは教団への分担金が大きいです。これで全予算の7割くらいになります。書記長老は毎月の長老会の議事録作成や総会議事録の作成をします。もちろんそれを保存する役割もあります。

 長老会議事録や総会議事録は年度末に教区の書類審査があります。結構細かい注意が添付されて戻ってきます。議事の訂正の仕方についてなどです。

 現在おじさんの教会の場合長老の定員は現在6名です。教会が小さい時代は3名でやっていまいした。任期は2年で毎年年度末に改選があります。再任を妨げないのでおじさんは30年近く長老(役員)をやっています。

 最高議決機関は教会総会で、これは3月に次年度方針・行事決定・予算案決定・役員改選などのための会議で一番重要な会議です。4月にはさまざまな報告や決算の承認のための会議があります。

 こうして教会は運営されているのです。どこの組織も大体似たようなものだと思います。聖なる日が終わってあすから俗事にかかわります。早速明日の外国為替相場と株式相場が気になります。