新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

株価の大幅下落に思う。

今日は大きく株価が下落しました。一時500円近い下落で、引け値も400円近い安値でした。始まり後一時下げ幅も縮小したのですが、午後から下げ幅が拡大したようです。

 もちろんおじさんの持ち株も下落です。下げ幅はそれほどでもありませんでしたが。さて今回の下げですが、基本は外部要因でしょう。

 ギリシャの政治危機に始まり一時上げていた上海の相場も下げたからです。内部要因としては、急激に上げて来た相場が一段落したとも言えます。

 きっかけさえあれば利確(利益確定)で下げやすい状況でした。おじさんも以前から利確のタイミングを狙っていました。同じように下げたアメリカの株式相場は日本ほど大きなものではありませんでした。

 やはり経済のファンダメンタルが違うからでしょう。アメリカ経済は今好景気に向かっています。しかし、中国でもEU でも日本でも経済のファンダメンタルはよくありません。

 今日もいくつかの経済指標が発表されていました。企業物価指数も消費税増税分を除きマイナスのようです。企業物価指数のマイナスは1年8ケ月ぶりなのだそうです。上昇幅も5ケ月連続で縮小しています。

 先日はGDP値が発表されましたが、これも予想値よりさらに低くなっていました。景気の指標である法人企業景気調査でも中小企業がマイナス10,5ポイントです。円安で恩恵を受けているのは大企業それも輸出企業だけのようです。

 大企業でも9,9ポイントのプラスから5,0ポイントまで下がっています。アベノミックス効果がどんどん薄れているようです。株価が下落した分国債は買われたようです。

 その国債でもある格付け会社が日本の国債の格付けを下げました。今日の報道では別の格付け会社も格付けを下げるようです。

 どんどん日本の景気は悪くなっているようですが、安倍政権も日銀も強気です。これを乗り越えればそのうち景気が回復すると主張しています。国民もそれを信じて自民党に投票するようです。

 株価は大きく下げたのですが、円ドル相場はそれほど動きませんでした。しかし、円高株安相場が到来する可能性はあります。

 おじさんも総選挙が終わるまで円安株高は続くと考えたのですが、外部要因で大きく変化しました。アメリカ以外の景気が低迷する中、輸出量が増えるとも思えません。

 金融緩和とその結果としての円安だけで日本経済が回復するとも思えません。ドル預金も株式も今売り時を狙っているところです。

 新規にドルや株式に投資しようとしている方はよくよく考えた方がよいとおもうのですが。まあ投資は自己責任ですから、いや円は140円まで株価は日経平均25000円まで行くと思われる方は投資なさってください。

 明日はツマクマのお供で忙しいです。株式相場が注目されます。