新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

戻りが弱いです。-円と株の来年を考える

今日の株式相場は一時200円近い値上がりがあったのですが、結局114円ちょいで引けました。このところ大きくさげていたので、今日の相場に注目していました。

 もしここで大きく下げるようだと、相場が終わったことを意味します。しかし、上げたのですが、その幅が小さいので相場の行方が分からなくなりました。

 問題は円安がそれほど進まなかった点です。一時121円近くまで円安が進んだのですが、今日は結局118円台で終わりました。

 もし円安が大きく進むようだと株式相場も日経平均18000円台を目指す可能性もあったのです。さすがに120円台突入は早すぎる円安だと投資家が考えた可能性があります。

 ところで来週以降の株式相場に影響を与えるものとして、総選挙の結果と原油安です。総選挙の結果については自民党の圧勝で間違いないので、すでに株式相場は織り込んでいると思います。

 そうなると材料出尽くしということで株式相場が下落する可能性があります。一方ではアベノミックスがさらに進むということで買われる可能性もあります。

 しかし、今日の戻りの弱さを考えれば材料出尽くしで小幅な下落が考えられます。10月頃から買っていた海外の投資家は十分利益がでているので、売りにまわる可能性があります。一方ボーナスなどがでた日本の個人投資家が来年の値上がりを見越して買う可能性があります。

 取りあえず来週は様子見だと思います。おじさんも結構利益が出た株もあるので、利益確定の売りを狙っています。大幅値上がり前に買っていた人は利益がでているので、とりあえず売りの方も多いでしょう。

 それを来年の値上がりを期待する新規参入の個人投資家が買うという構図になりそうです。投資家の大半を占める海外の投資家はこれ以上の買いはないと思います。取りあえず海外の投資家は徐々に売りに回ると思います。

 一気に海外の投資家が売れば大幅下落になるので、時機を見て少しづつ売ってくると思います。そうなれば春まで大きな上げはないと思います。

 円安もどうなるか難しいところです。120円は行き過ぎだと案外政府日銀も考えているのかもしれません。あるいは投資家が120円突破は早すぎる円安だと政府日銀が考えて円高誘導をするかもしれないと思って取りあえずの円売りドル買いを控えている可能性もあります。

 原油安は政府日銀にとっては物価下落につながるので困ったことでしょう。すでにガソリン価格も大きく下がっています。国民には有難いのですが、インフレ導入を考えている政府日銀がどうでるかです。

 もしガソリンや灯油価格が大きく下げ物価上昇2%が遠いものとなるとさらに追加の金融緩和があるかもしれません。そうなると円安が進み120円どころか130円まで進むでしょう。

 相場は全て仮定の上に成り立ちます。国内的な要因だけでなく海外の要因も影響を与えます。ロシアが原油安の影響で通貨安になっています。ロシアの経済が苦しくなるとEUにも影響があります。

 新興国特に産油国への原油安の影響は全く予測不可能です。とにかく不確定要素が多すぎて来年の予想を立てるのは不可能になりました。

 とにかくもう一度大きく相場(外貨・株式)が上げたら処分というスタンス以外なさそうです。明日から年末の大掃除を始めます。