総選挙後の株価と外国為替相場
昨日の総選挙は予想通りと予想外がありました。これについては後日書きます。よく言われるように総選挙は日本人のバランス感覚をよく表しています。今回もそうでした。
さて今日の株式相場ですが240円ちょいの値下がりでした。おじさんの持ち株も某建設株が1円値上がりした以外はすべて値下がりです。
おまけに円安の影響で年明けから値上げラッシュです。大企業の景気先行き感が弱含みなのに大幅賃上げなど無理でしょう。しかし、アベノミックスのおかげで円安となり輸入品の値上がりだけは残ります。
いくら金融緩和をしても庶民にとっては何の利益もありません。来年になればさらに消費が落ち込むでしょう。そうなれば国内向け企業の収益低下ということになります。米価も下がっているようですから農村も消費減退でしょう。
円安も一服です。前々から言われているように世界的な景気減退状態が来年も続きそうです。一人意気盛んなのがアメリカ経済ですが、これも世界経済が後退する中で一人気をはくわけにもいかないかもしれません。
週明けのアメリカの株式市場が注目されます。先週の下げは上がりすぎた株価の調整という面が強いでしょう。日本の株式相場も明日には戻すと思います。与党が大勝利したのですから、急いで日銀や年金が自民党のために株式の買いを入れる必要はないかもしれません。
日銀や年金はまさか自民党が大勝したのに株価が下がると思っていなかったのかもしれません。長年投資をしている人はおじさんも含めて今日の下げは想定内です。(以前からブログにも書いています。)
円相場もアメリカの株式相場の値下がりなどを見ると一気に円安が進むとも思えません。年内に119円まで行くのが施一杯で120円までは難しいでしょう。
さて年明けですが、前半は大きな材料もないので日経平均18000円を目指すところでしょう。問題は来年秋には再度消費税引き上げ問題がでます。またFRBのアメリカ金利引き上げ問題もあります。これも来年秋が予想されます。
来年前半は日経平均18000円台を中心に、ドル円は120円台はじめくらいでもみ合い、後半大きな動きがあると思います。後半の動きは全く予想不可能です。そもそも、今の経済指標では来年景気回復すら予想できないからです。
相場は一寸先は闇です。山が高かった分谷が深くなる可能性もあります。案外来年対ドル110円株式相場日経平均15000円などと言う可能性もあります。
大きく下げたら株式を買い増すつもりです。安値で仕入れてじっくり待つのがおじさんの投資手法です。明日は年末の掃除を開始します。