原油安の波紋―新興国経済への影響
今日は株式相場が大幅下落しました。日経平均344円安17000円割れで引けました。つい先日は日経平均18000円まで行ったのにあっと言う間に1000円以上の値下がりです。
先日も総選挙後大幅安の可能性もあると書いたのですが、その通りになりました。もちろんおじさんの持ち株はすべて値下がりです。おまけに円高も進んでいます。かって121円まで円安が進んだのに今は117円です。
その理由についてはさまざまですが、取りあえず原油安は止まりそうにありません。今1バレル60ドルを割っているようです。かっては1バレル100ドルを超えていたのです。
原油安の波紋は産油国だけでなく、資源国全体に及んでいます。資源安の原因は中国の景気減退にあるのだと思います。資源をがぶがぶ飲みこんでいた中国の経済が減退することになれば、資源産出国には大きな影響があるt思います。
また海外の資源ファンドも大きな損失を出しているようです。その損失を取り戻すために今値上がりしているアメリカや日本の株を売っているといううわさもあります。
そうなると日本国内の状況と関わりなく株安が続く可能性もあります。株安となれば円高となるでしょう。円安株高の逆回転です。
ロシアの通貨安・株安も大きな影響があります。ロシアは金利を大幅に引き上げたようです。ブラジルも資源安の影響を受けています。ブラジルの通貨が不安定になるとブラジル通貨建ての債券やファンドをもっている人は大変です。
一時ブラジル通貨建ての債券やファンドが流行しました。もちろんおじさんはそんな危険な通貨は扱いませんが。そういえば南アのランド建ての債券もありました。資源高が続くと証券会社などが宣伝して売っていたようです。
アベノミックスが失敗に終わる可能性もあります。このままでは年末にかけて株安・円高になる可能性が高いです。今はアメリカ経済好調をはやして円安株高ですが、来年原油安が続けば予想通り株高円安になるか不明いです。
アナリストの予想ほど当てにならないものはありません。先日のGDP予想値で明らかです。明日は暴風雨とのことなので家で過ごします。