新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

大発会でした。(気迷い相場)

今日は大発会です。今年初めての相場なので注目されるところです。結果は寄り付き90円ちょっと下げた後200円近い下げまで行ってその後戻した後結局20円ちょいの値下がりで引けました。

 大納会の時は下げて終わりました。今日の相場は今の経済状況をよく示していました。世上の今年の相場の見通しは大幅高です。

 日経平均20000円まで行くという予想まであります。対ドル相場でも130円とか140円とか言った円安を主張する予想もあります。

 とはいえ年末から年初にかけての相場展開はそれ以前の相場展開と大きく異なります。年末前に大きく相場が値上がりしました。第二弾の金融緩和の影響が大きかったようです。その後自民党の圧勝が報道されてさらに熱気を帯びましたが、その後下落傾向が続いています。

 今日は値下がりの後値上がりして結局安値引けでした。投資家も気迷い状態が続いているようです。長年投資をやっていれば証券アナリストの言うことがほとんど当たらないことは分かります。

  年末にも百人が百人買いと言ったら黙って売れという相場の格言があったことを紹介しました。あれほど相場が強いと言われながら現実には売りが相当でています。

 今日の相場展開は一時的なものか、この傾向がどうなるのか気がかりです。節分天井という相場の格言もあります。これは大発会でご祝儀相場となり、その流れが節分の頃まで続くが、冷静になった節分頃値段が下がるということだと思います。

 今回は弱気のスタートで春ころに値上がりするとも考えられます。今最大の懸念は原油安とアメリカの金利政策です。夏以降の金利引き上げも不透明になってきました。アメリカでも債券が買われて金利安が続いています。

 債券が買われるのはデフレが続くあるいはインフレ懸念がないということです。インフレになると分かったら債券を売るからです。対ドル相場も120円に張り付いています。対ユーロ相場では大幅な円高になっていました。

 今年も年明け早々難しい相場展開になっています。毎日時々刻々の相場展開が気になるところです。取りあえず今日のアメリカの株式相場が注目されます。