新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

少子高齢社会ー消費者も減少します。

今日は日経平均2円の株高でした。対ドル相場も118円になっています。このところブログで書いたように「気迷い」が相場の特徴です。

 さてあるサイトを見ていたら少子高齢社会は労働力不足ばかりが問題になっているが、消費者の減少も問題だと書いてありました。

 全く同感です。政府の労働力不足ばかり問題にしています。それで女性や高齢者の労働力を期待しています。しかし、労働力は女性や高齢者でまかなえますが、消費者の数は増えません。

 今年は米価が安くてコメ農家が困っているようです。米の消費も年々少なくなっています。高齢者と若者を比べたらコメの消費量は問題になりません。おじさんも若いころは今よりたくさんお米を食べていました。

 おじさんの時代若者が200万人以上いましたが、今は120万人です。生まれた子供はさらに少なく100万人です。これから20年後若者の数は間違いなく今より20万人減ります。

 60年後には今より人口が100万人単位で減ることは間違いありません。もちろん移民をすれば別ですが。それは国民が認めないでしょう。

 農地の耕作放棄が進んでいますが、放置された農地を借りて農業をする人もいないでしょう。今でも毎年20万人人口が減少しています。

 20万と言えば結構大きな都市です。地方だと3万とか5万とか言った都市が大部分でしょう。それがこの数年で毎年6個近く消滅しているのです。

 団塊の世代があと数年で70台になります。今は定年後まだ元気に活動している時期です。しかし、さすがに70台になると活動も制限されてきます。

 75歳という後期高齢者になれば消費がさらに減少するでしょう。輸出がダメなら内需でと言われますが、消費がひたすら減少する時代になります。

 労働力不足はまだ何とかなりますが、消費者の減少には対応できなくなるでしょう。現在のままの生産体制では供給過剰になると思います。

 消費者不足は移民以外に解決策がありません。消費の観点に立てば移民を考えなければなりません。日本と同じ小国のスイスでも日本以上に移民を受け入れているようです。

 労働力不足からでなく消費者不足の観点から移民を考えなければならないかもしれません。