新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

ゆとりがなくなった生活ー日銀アンケート調査から

今日は日経平均30円高で引けました。一日の動きは高安の差が200円近くありました。反発も昨日の勢いがありません。大発会から1週間経過しましたが、やっと17000円台前半でとどまっているところです。

 いつも書いているように相場は気迷いです。アナリストは年内に日経平均2万円と言っていますが、今のところそんな兆候は見えません。まあまだ相場が始まって1週間ですからこれからどうなるか全く不明です。

 さて今日は昨日発表された日銀の「生活意識に関するアンケート調査」について書きます。異次元緩和を実施中の日銀の調査ですから注目されます。

 まず「(1年前より)ゆとりがなくなってきた」人がこの9ケ月連続悪化しているようです。51,1%の人が悪化したと報道されています。3年ぶりの高水準です。

 支出が増えたのは前回より3,5%増えているそうです。物価が上がったは79,5%と相当高いです。事実スーパーに行っても飲食店に行っても値上がりに驚きます。

 1年後の物価が上昇していると予想する割合が80,8%となっています。その率も平均値で4,8%となっています。ほぼ5%近い値上がりです。年金が間違いなく下がるのですから、高齢者は大変です。貯蓄率が減少たとの報道がありましたが、年金が下がれば貯蓄を取り崩すしかありません。

 また後期高齢者の保険料も上がるようですから、高齢者の生活も苦しくなります。高齢者の消費割合は結構高いので消費減少の原因になるでしょう。

 もちろんゆとりが出た人もいますが、その割合は3,9%です。残りの94%の人は変わらないか苦しくなったです。アベノミックスによれば物価高になりインフレになれば景気が良くなると言います。

 しかし、給与があがり不動産や株価で利益を得た人はそれほど多くはないでしょう。いつも書いているようにインフレには節約で対抗することです。物価が下がるまで節約を続る以外に年金生活者の手段はありません。

 資産株と言われた電力株でさえ東北大震災に伴う原発停止で半分の価格になりました。株式投資は誰にでもできることではありません。今の株価が高いのか安いのかも分かりません。

 初心者が虎の子の預貯金を株式や外貨に投資するのは極めて危険です。これからインフレになるという証券会社や政府の宣伝に乗せられないことが一番です。

 明日は東京から長男夫婦がきます。次女一家も所用できます。明日は賑やかな一日になりそうです。