新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

予想通りの下げでしたー先行くも不透明です。

久しぶりの市場再開でした。昨日アメリカの株式相場が下げたので今日は日本の株式相場も下がるだろうと予想したのですが、やはり予想通りでした。(昨日のブログ参照)

 ただ下げ幅は思ったより小さかったです。日経平均110円安でした。一時は日経平均16800円台まで行ったのですが、後場引けにかけ急速に持ち直しました。

 日本の株式相場が持ち直すのと同時に対ドル相場も117円台から118円台に円安が進みました。一時122円近くまで円安が進んだのですが、年末年始を挟み120円割れが進んでいます。

 117円台となると最高値から5円近い下げです。外貨取引は単位が大きいので、普通は銭単位で動きます。それなのに今日は1円単位で動いていたので、FXなどをやっている人は大変でしょう。

 今日の下げ止まりはやはり日銀や年金の買いを期待してのことでしょう。安倍政権の意向をくむ年金や日銀が相場の崩壊を食い止めていると言えます。

 なぜなら安倍政権は別名株価政権ともいわれるからです。今日の新聞記事でも14年のGDPはマイナス成長であったと報道されています。

 景気後退がささやかれる中、株価と円安だけが安倍政権の表看板です。そうは言っても今の株式相場は外国人投資家で占められています。外国人投資家は原油安でかなりダメージを受けています。その損失を日本の株式市場で補おうと考えています。

 日銀と年金の下支えがあることを前提に海外の投資家は動いているはずです。日銀と年金の下支えがあることは、海外の投資家にとって大暴落はないことの証です。

 安心して売り買いできることになります。逆に本気で海外の投資家が株を大量に売ったら高値で買った日本の年金や財政は破滅的な状況になるでしょう。それこそ1ドル200円になってしまいます。

 今年の相場予想はほとんど円安株高です。取りあえず1月相場は今のところ外れています。このまま海外の情勢(原油安・ギリシャ情勢・海外のテロ)が不安定だと相場回復は春まで待たねばなりません。

 原油安は1バレル45円くらいまで来そうです。アメリカのシェルオイルの企業でも破たんするところや操業減少というところもでしょうです。それに伴ってアメリカの金融当局も金利引き下げを先伸ばししたり、年内の引き上げを見送ることもあり得ます。

 今の円安はアメリカの金融当局の利上げを前提に動いています。もし利上げが年内にないとなるとドル売りがでる可能性もあります。思いがけない海外の情勢でまだまだ相場展開が不透明になってきました。