アメリカとキューバの国交回復の狙い
今日の株価はほとんど小さな範囲での動きでした。40円ちょとの高値引けです。一時は値下がりしたりしました。年初から先行き不透明感が続いています。
EUの金融緩和について決定がはっきりしないと株式市況も外貨も動きにくいようです。今日本は中東の人質事件にくぎ付けになっていますが、その陰に隠れてしまっていますが、アメリカとキューバの間で国交回復への交渉が進んでいます。
水面下の交渉である程度めどがついたところで、交渉が表面化するのです。日本では秘密交渉は嫌がれますが、国内外の雑音を避けるためにも水面下の交渉は重要です。
悪魔とさえ呼んでいるイランや北朝鮮ともどこかで秘密裏に交渉をアメリカは継続しているでしょう。イランも北朝鮮もそれを望んでいるのです。そういえば中東の人質事件でイスラム国とパイプがないなどと政府は広言していますが、これは単に外交の失敗を言っているだけです。
あるサイトにもありましたが、トルコやヨルダンなどはイスラム国とパイプをもっています。ただ別のサイトにあったように情報機関が日本にないからこんなことになるのだという意見には反対です。
情報機関というものは、長い時間をかけて作り上げられていくのです。またアメリカ・フランス・イギリスなどと違って日本は中東に足がかりを持ちません。たとえ日本が本格的な情報機関を持っても中東の情報がすぐに入ってくるものではありません。
そもそも情報機関を作ってもアラビア語を自由自在に使いこなせ中東に影響力を持つ人材をすぐに養成できるものではありません。ところでアメリカとキューバと国交回復交渉が進展していることは、アメリカが南アメリカへ目を向けだしたことの表れでしょう。
もし年内に国交回復ということになれば、オバマ大統領は歴史に残る大統領となるでしょう。EUの金融緩和とそれを受けての相場(株式・外貨)が注目されます。