EUの金融緩和の波紋
昨日はツマクマのお友達が来たりしてバタバタしておりブログを書けませんでした。株式相場は100円以上の値上がりでおじさんの持ち株も値上がりしたものが多かったです。
さて今日はEUの金融緩和政策についてです。以前から金融緩和政策が実施されることは既定の事実だったので、株式相場の方はそれほど値上がりしませんでした。(と言っても年初来高値ですが)
ユーロは円だけでなくドルに対しても安くなっています。ところでEUの金融緩和政策はEU各国の国債を金融当局が購入するというものです。
今アメリカ・ヨーロッパ・日本と先進国のほとんどが金融緩和政策をとっています。もちろんアメリカだけが今金利を引き上げようとしています。EUまでも金融緩和政策を取らなければならないのは、ヨーロッパの景気が後退しているからでしょう。
ユーロ安となれば、EU諸国からの輸出が有利になります。中国などはEU諸国からの輸入が多いので(自動車など)EUからの輸出が増加する可能性があります。
今まではユーロに比べて円安だったのですが、今回の金融緩和政策で円安是正ということになります。逆に言えば金融緩和政策を取らなければならないほどEUの景気が後退しているのでしょう。
もう一つ付け加えるとギリシャの選挙の行方も注目されます。ギリシャでは財政再建を目指しているため、緊縮財政となり国内に不満が高まっています。緊縮財政をやめればEUから非難されます。もしギリシャがそれを不満としてEU離脱などと言うことになれば、世界経済は震撼することになります。