新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

地方選挙と国政選挙のかい離

ギリシャで緊縮政策に反対の野党が圧勝したので今日は下げで株式相場は始まりました。終わってみれば40円ちょいの安値で引けました。

 一時は100円以上の下げもあったのですが、終わってみればの状況です。まあギリシャでの野党の勝利はすでに織り込み済だったので、それほど衝撃はなかったのでしょう。

 その代りユーロは131円台まで円高が進みました。以前も書きましたがかっては145円までユーロ高があったのですから、隔世の感があります。

 さて今日は昨日あった地方選挙について書きます。以前から地方選挙の結果と国政選挙の結果のかい離が指摘されていました。

 先の佐賀県知事選挙では自民党推薦で国内でも有名な元市長が大差で落選しました。昨日の選挙結果のおもしろいところは当選した首長は皆元民主党の議員ばかりなのです。

 昨日は北九州市長・山梨県知事・甲府市長の3選挙です。自民党が独自の候補を出せなかったのです。国政で圧倒的な議席を占める自民党なら民主党から全く離れた候補を出してもよかったのです。

 逆に言えば自民党から候補者を出せなかったのです。北九州市長選挙では自民党の代議士秘書が出ていました。しかし、自民党は元民主党代議士の市長を推薦したのです。市長の側も市政を円滑にするために自民党の推薦を受けたようです。

 北九州市のある福岡県は麻生副総理の地元なので、麻生さんは候補者を探したけれどうまくいかなかったようです。国政選挙では民主党政権担当能力が疑われましたが、地方政治ではうまくいっているようです。

 確か福島県知事選挙でも同じことがあったようです。人材豊富・政治経験の豊富さを誇る自民党ですが、地方選挙ではその強みは余りでないようです。

 地方の動向と東京の動向との間にはこれからもかい離がありそうです。